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北のいつくしま弁天宮
利尻町沓形から6kmほど南に下ったところの道道108号線沿いにある駐車場から海に突き出した岩場に向かって小さな橋があり、その先に祠がある。これが北のいつくしま弁天宮だ。この北のいつくしま弁天宮は、嵐で岩に打ち砕かれそうになった弁財船を弁天様が救ったことに感謝して弁天宮を建てたとされる。細い橋を渡った先の龍神の岩の上に真っ赤な祠があり、岩場から見る景色も美しい。この龍神の岩には、ある日暮れ時、大沢より地鳴りをたてて降りて来る何物かがあり、それがこの大岩で消えたと伝えられ、当時は吉凶いずれかのお告げとして誰もが黙して語らず、ある時、通りかかった修行者が、この大岩に祠を建てて信仰するよう宣して立ち去ったという伝説もある。この北のいつくしま弁天宮の駐車場の北の端には海岸に下りる階段があり、寝熊の岩や人面岩などの奇岩が見える。この階段を降りた場所にはこれらの岩の説明と写真まで展示されているのだが、残念ながらあまりそのようには見えない。
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龍神の岩の上に建つ祠
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北のいつくしま弁天宮
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