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利尻島郷土資料館
道道108号線の鬼脇の町から山側に少し入ったところにある古い洋館が利尻島郷土資料館だ。元々この建物は1913年に鬼脇村役場庁舎として建築されたが、1956年に鬼脇村は鴛泊村と合併して東利尻村となり庁舎としての役目を終え、その歴史的建造物は再利用され1973年から利尻島郷土資料館として活用されることとなった。庁舎として建築されただけに仕切られた小さな部屋が多くて資料館としては少し狭いが、展示物は豊富だ。資料館は内部には森や海のジオラマを展示した「利尻の自然と生き物」、アイヌの人々や会津藩士、そして利尻に漂着したラナルド・マクドナルドを解説した「リイシリのころ」、近世の利尻の暮らしを展示した「利尻の近代」、かつて盛んに行われたニシン漁の番屋や漁場、漁具などを展示した「にしんの恵みと栄華」の4つのコーナーに分けられて展示されている。また資料館裏側にはちょっとした高山植物園があり、利尻島で見られる高山植物が屋外展示されており庭園のようになっていてくつろぐことも可能だ。隣町の利尻町にある利尻町立博物館より規模としてはちょっと小さいが、建物の雰囲気や周囲の環境はこちらの方が趣があっていいだろう。
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利尻島郷土資料館の外観
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利尻島郷土資料館の内部
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利尻の森や海のジオラマ
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裏庭の高山植物園
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