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日和山灯台
小樽の北7km、高島岬の先端にある赤と白のツートンカラーの灯台が日和山灯台だ。北海道では納沙布岬灯台の次となる1883年に建設された。灯台の中や直下に行くことはできないが、毎年5月中旬のにしん祭りの時だけ解放され灯台の中まで入ることができる。周囲には遊歩道が広がり、高島岬の先端に行くと小樽の街並みや日本海を一望できる。また灯台から崖下の海岸を見下ろすと、柱状摂理の細長い棒を敷き詰めたような岩肌を見ることができる。この灯台は灯台守としての人生を描いた映画「喜びも悲しみも幾年月」のラストシーンで登場し、1957年にロケが行われている。また、この日和山灯台は日本最後の霧信号所として、霧の出た日には霧笛と呼ばれる音波標識を30秒に1回鳴らしていたが、レーダーやGPSの普及に伴い2010年に廃止されてしまった。日和山灯台への行き方は少し難しく、道道454号線をまっすぐ走ると、突き当たりで左折するとおたる水族館に到着してしまう。ここで左折せずにさらにまっすぐ走り本当の突き当たりの細い道に左折して坂を登ると無料の小さな市営駐車場がある。ここから歩いて灯台に行くといいだろう。
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日和山灯台から見た小樽の町並み
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日和山灯台
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祝津パノラマ展望台から見た日和山灯台
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