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地鎮山環状列石
小樽の町から西に10kmほどの小樽の西の端、余市との境に地鎮山という標高約40mの低い山がある。この地鎮山の山頂にあるのが地鎮山環状列石だ。ここはおよそ3500年前の縄文時代後期の遺跡だ。頂上の平らな地点に高さ1mほどの立石を12個使い、長径10m短径8mの楕円形に配置している。1949年に行われた発掘調査では中央付近の石を敷き詰めた部分の下から縦横2m、深さ1mの四角い墓穴が見つかった。縄文時代後期の墓と考えられているが環状列石の中には穴が1つしか見つからなかったことより個人の墓と考えられている。崩れるのを防ぐため壁はコンクリートで固められている。ここは忍路環状列石にも近く、この山の東側麓300mの距離にある。この地鎮山環状列石は国道5号線と並行して走る北後志広域農道、通称フルーツロード沿いに標識がある。この標識を山側に入ると民家の軒先を通ってダートの登りが続くが、この道は細くて険しいので車やバイクはもちろんの事、自転車も民家の軒先に止めて歩いて行った方がいいだろう。残念ながら駐車場は用意されていない。民家から100mほどダートを歩くと標識から階段の山登りが始まる。標高で30mほど登るだけだがあまり整備されていないので夏場は笹が生い茂って登るのに苦労するかもしれない。
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地鎮山環状列石
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地鎮山環状列石
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