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ゴロダの丘
小樽の町から6kmほど西の国道5号線沿いにゴロダの丘と呼ばれる公園があり伊藤整文学碑がある。1905年に生まれた伊藤整氏は1歳から高校卒業後2年間小樽で英語教師をしてお金を貯めて上京するまでの約20年間この小樽市塩谷で暮らしていた。上京した伊藤整氏は後に小説家として名を知られる事になるが、1969年に彼が亡くなると、翌年に小樽出身の彼を記念して、ここゴロダの丘の公園に伊藤整文学碑が建てられた。この小さな公園は標高30mの丘の上にあるので眺めもよく、国道5号線の先には塩谷漁港やポンマイ岬、そして日本海も見渡すことができる。ただ、どちらかというと展望を目的とした公園ではなく、石碑を置くことを目的とした公園のようで、ここからの眺めを楽しみに来るとがっかりするかもしれない。ただ、伊藤整氏に関しては石碑だけでなく「海の捨児」の詩文や彼が暮らした小樽の家の間取りまで書かれており、興味深いだろう。公園には石碑の他、東屋もありポンマイ岬や日本海を見ながら休憩することができる。標識がまったくないので場所はわかりにくい。国道の真上にあるが、国道からは行くことができない。国道から一度道道956号線に入り、塩谷中学手前の陸橋を越えてすぐに脇道を右に曲がってすぐの所にある。
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伊藤整氏の石碑
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ゴロダの丘からの景色
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