昨夜は23時に寝たが0時過ぎに目が覚めた。しかしそれ以降はぐっすりと寝る事ができ目覚めたのは4時10分だった。この羅臼温泉野営場の隣には露天温泉の熊の湯があり、朝一番ならすいているだろうと、まだ薄暗い中テントを抜け出すと風呂道具を持ってキャンプ場を下り熊の湯まで行ってみた、しかし入口の橋は清掃中と書かれたロープが張られていてクローズドになっていた。いったいいつから開くのだろうか? 仕方なくテントに戻るとテントの中で旅の日記を書いて時間をつぶした。今朝は一発でポメラが表示した。昨日のおじいさんが起きていたので熊の湯がいつ清掃が終わるかを聞いてみると、3時30分だったらまだ入れるけど今は清掃中だから6時くらいにならないと入れないとの事だった。仕方がない温泉は最後にしよう。
そろそろ清掃も終わっているかなと思って熊の湯に5時30分頃にも行ってみたがまだクローズだったので撤収だけ進めておく。天気予報では曇りになっていたが驚いたことに朝から太陽が出て青空まで見えてきた。ちょうどテントに日が射したので私はここぞとばかりにフライシートとグランドシートを干した。
私が出発する直前に昨日話していた外国人がバックパックを背負って出発していった。今日はどこに行く予定かと英語で聞いたら基本的には阿寒国立公園に行くと言っていた。ノーマリーという言葉を強調していたので、事と次第によってはどうなるかわかりませんよと言うことだろう。あまり予定を立てずに成り行きに任せて旅をするのだろう。私の旅も似たようなものだ。
6時30分にキャンプ場を出発。キャンプ場前の国道で先程の外国人がライダーを捕まえて何やら英語で喋っていた。最初は知り合いかと思っていたが、どうも彼はヒッチハイクをしたいように見えた。しかしライダーにヒッチハイクを依頼しても断られるのはわかるだろうし、結局謎のままだった。
翔雲橋まで行くと根室海峡が雲海で隠され。その雲海から国後島の泊山や羅臼山が突き出ている神秘的な光景を見た。雲海越しに見る光景は竹田城跡やトマムの雲海テラスなどが有名だが、この雲海越しに見る国後島もなかなかきれいだ。私はここぞとばかりに写真を撮った。今日はなかなか写真日よりかもしれない。
8時15分に見返り峠に到着。ここからも雲海越しに国後島がよく見えたので何度も自転車を絡めて写真を撮った。しかし残念ながらこの頃には太陽は完全に雲に隠れてしまった。これて晴れていればもう少しいい写真が撮れたのだろうけどこればかりは仕方がない。
知床峠の頂上には6〜7人組のチャリダーがいた。知床峠の石碑の前に陣取っていたのでちょっと退いてもらって石碑の前に自転車を持ち込んで撮影する。彼らは私の自転車にとても興味があるようで写真を撮らせて下さいと言ってデュラエースのカーボンホイールと同じくデュラエースのチェーンリングの写真を撮りまくっていた。彼らは「すごい、決戦用のディープリムのカーボンホイールをはいてる」とか「俺のホイールと交換したい」とか口々に言っていたが、きっと半分は「こいつキャンプツーリングにこんなホイールはいてバカじゃないの」と思っていたに違いない。彼らには言わなかったがホイールやチェーンリングだけでなくステムやヘッドパーツ、シートポストもデュラエースなんだぜ。ちなみにこの時私の自転車は写真を撮られまくったのでどこかのSNSにアップロードされているかと思って探してみたが見当たらなかった。
しばらく下ると霧はやがて晴れ視界は良くなった。ウトロ側は急な下りの直線が続くのでスピードを出す気になれば60km/h以上は出そうだったが、さすがにそれだけのスピードを出すのは怖いのでブレーキをかけながらスピードを30km/hくらいに抑えて走った。
スピードメーターの写真を撮影するために自転車を止めた場所から遠くない距離の道端にエゾシカがいた。私は反対車線側にいるエゾシカのすぐ近くまで自転車で近づいたが逃げる素振りを見せなかったので、その場に自転車を止めると自転車と一緒にエゾシカを撮影した。ここ知床のエゾシカは野生でありながら本当に逃げない。奈良公園や宮島の飼い慣らされたシカほどではないが、野生としては人間をほとんど警戒しない。
途中知床自然センターがあったが、雨も降っていたしパスする。さらに下るとプユニ岬だ。ここはウトロの町をオホーツク海を前景に知床山脈を背景に見る事のできる景勝地なのだが、今日のような雨降りだとあまりいい写真は撮れないだろう。私はこのプユニ岬を5回訪れているが、晴れた時に見る事はほとんどない。
店の前でカルボナーラを食べているとワンボックスの車をコンビニに乗り付けてキャンプ場で出たと思われる大量のゴミをコンビニのゴミ箱に捨てていく集団がいた。コンビニのゴミ箱は投入口が小さいので当然そんな大きなゴミ袋はコンビニのゴミ箱に入らないのだが、彼らはゴミ箱の蓋を取ってゴミ袋をゴミ箱に押し込み、また蓋を閉めていった。こんな事をする輩がいるからコンビニのゴミ箱が撤去されるのだということを実感する。 10時5分にコンビニを出発する。ウトロの町では天気もよくなかったので素通りするつもりでいたが、ゴジラ岩だけは見ていこうと思い立ち、ウトロ崎に向かって走り始めた。ウトロ崎に向かう途中に見覚えのある岩が見えてきた。これがウトロ名物のゴジラ岩だ。正式名称はローソク岩というが、岩の形がゴジラのように見える事からゴジラ岩と呼ばれている。ただしゴジラに見える角度は限られておりどこから見てもゴジラに見えるわけではない。それでもゴジラっぽく見える場所に自転車を乗り付けて写真を撮った。
アンケートの内容というのはこれまでどこを走ってきたか? 観光地はどこに行ったか? これからどこに行くのか? 走りにくい道はなかったか? などというものだった。その時に見せられた地図は網走から東側、標津から北側の道東の北側の地図を示されたので、昨日から今日にかけてのコースを書いた。しかし昨日も今日もほとんど観光地には寄っていないので、ゴジラ岩とこれから寄るであろう天まで続く道を回答する。 最後に走りにくい道を聞かれ、私はこれから走る予定にしている国道334号線の日の出から峰浜までの区間を強調して回答した。ここは2003年に初めて北海道自転車ツーリングに来た時からこの国道334号線の日の出から峰浜までの区間が交通量は多いのに路肩がほとんどないに等しいくらい狭くて自転車が走っていると車がすれ違うことができず後続車両が数珠つなぎになることが度々あった。道東自動車道を足寄まで延ばすくらいならこの国道334号線を整備する方がよほど重要なのにと思ってしまうが、14年経っても何も改善されていない。 アンケートは質問の項目が多く、すべて回答するのに15分ほどかかってしまった。アンケートをしてくれた人に景品があると言われたので私は即座に「荷物になるからいらない」と断ったが、携帯用の地図だからといって有無を言わせず持たされてしまった。そればシーニックドライブマップという定価200円の地図だった。
ウトロの町を離れ、ようやく国道334号線の海岸線沿いを走るようになった。今日は出発から4時間10分かかってまだ30kmしか走っていない。平均時速にするとわずか7.2km/hだ。知床峠を越えたからと言ってもこれは遅すぎる。もう少しペースをあげて走ることにしよう。 海岸沿いを少し走ると三段の滝が見えてきた。三段の滝は誰もいなかった事から滝の前に自転車を持ち込み撮影する。三段の滝から少し走るとオシンコシンの滝だ。オシンコシンの滝にも立ち寄ろうと考えていたが、観光バスが何台も止まり観光客で溢れ返っていたのでパスする事にした。そう言えばオシンコシンの滝は北海道自転車ツーリングを始めて最初の何年かは訪れていたが、あまりの観光客の多さに嫌気が差しここ10年以上は訪れる事もなくなり、ただの目印でしかなくなってしまった。 オシンコシンの滝を過ぎるとここから先はオホーツク海沿いの路肩の広くてフラットな快適な道が日の出まで11kmほど続く。今日は残念な事に今にも雨の降りそうな曇り空だが晴れていれば知床山脈を眺めながら走る事のできるお勧めの道だ。今日はいつものように東からの風ではなく北からの風なのだが、場所によっては逆風になったり追い風になったりとわかりにくい風だった。
日の出と峰浜の間の道幅の狭い走りにくい区間を抜けるとようやく峰浜の集落に出た。時間も遅れているので寄り道せずに進みたかったのだが、私は今日どうしても行きたい場所があった。それは天まで続く道だ。これまで天まで続く道は何度か行ったことがあるが天気が良くなかったり自撮りができなかったりでいい写真が撮れなかった。今日これから走る予定の斜里から網走にかけては観光地が多数あるが、私は他の観光地はパスしてもここだけは立ち寄ることにした。 私は国道334号線を外れて天まで続く道に入っていった。この道は最初のうちこそ勾配はきつくないが、次第にきつくなりやがて10%近くに達する。山の裾野を真っ直ぐに登るので目的地はすぐそこに見えているのだが傾斜がきつくて時速5km/hくらいしか出ずなかなか到着しない。その間も天まで続く道に行くであろう観光客の車に次々と追い抜かれ、彼らが頂上で眺めを楽しんでいるのを自転車で登りながら見ているしかなかった。 ヘロヘロになりながらも、ようやく12時20分に天まで続く道の頂上に到着。上には2組の観光客がいた。そのうちの1組はすぐに帰っていったので私は道の真ん中に三脚を立ててカメラをセットすると自転車で少し下ってUターンして自撮を開始。しかしなぜか今回は赤外線レリーズの調子が悪く何度トライしても撮影できない。4〜5回くらい繰り返したがどうしてもシャッターは切れなかった。 その様子を横で見ていた若い女の人2人組が「シャッター切りましょうか?」と提案してくれた。カメラは三脚にセットしてあるので構図は固定してある。あとはシャッターボタンを押してもらうだけだったので私は合図と同時にシャッターボタンを5〜6回押して下さいと依頼した。自転車で坂を少し下るとUターンして登り始めると同時にシャッターを切るように合図を出した。撮影された写真を見るとなかなかよく撮れていた。まあ三脚にセットされたカメラのシャッターボタンを押しただけなのでこんなものだろう。
どうにか彼女たちに許しをもらい撮影を終えて天まで続く道の坂を下った。天まで続く道を少し下ると今度は名もなき展望台だ。ここにはライダーや観光客らしき人が10人くらいいたが、みんな展望台で景色を楽しんだり芝生で弁当食べていたりしていて27km先まで見下ろす道の上で撮影している人は誰もいなかった。そこで私はこの名もなき展望台の横の道路でも自撮りに挑戦する事にした。 道の真ん中に三脚をセットしてカメラを固定し赤外線レリーズをトライしてみるが、やはりシャッターが降りない。仕方なくあきらめてセルフタイマーで撮影することにした。何度かトライすることになったものの、これはこれでうまく撮影することができた。「赤外線レリーズなどなくてもいいのでは?」という気がしないでもなかった。 撮影を終えて名もなき展望台を出発した時には12時50分になっていた。今日は12時過ぎの段階で60kmも走っていない。カメ作戦よりもはるかに遅く平均時速10kmにも達していない。本当にこんなペースで明るいうちに女満別に到着できるのか心配になってきた。ここから先は女満別まで観光地が続くがあまり悠長に立ち寄っている時間はないだろう。
この朱円小学校から先の国道334号線は道幅も広くなり走りやすくなる。この道を8kmほど走れば斜里の町だ。斜里に向かう頃には段々と雲が薄くなり薄日が差すようになってきた。もう雨が降ることはないだろう。私は自転車を止めて顔に日焼け止めをぬった。 13時25分に斜里に到着。10時にウトロで食事して以来何も食べていなかったので、コンビニで弁当を買って店の前で食べることにした。過去の北海道自転車ツーリングでは昼飯にコンビニ弁当というのはそれほど多くなかったように記憶しているが、今年は毎日そのパターンのような気がする。
JR止別駅近くの交差点から国道244号線を外れて道道557号線に入る。JR止別駅に立ち寄るとここには駅舎内にラーメンきっさ「えきばしゃ」があった。元々この止別駅は有人駅だったが1984年に簡易委託化されて駅事務室にえきばしゃが入店。それからしばらくはこのラーメン店で切符の販売や改札業務も行っていたが、1992年から簡易委託廃止となり、現在は無人駅となっている。JR釧網本線の止別駅から藻琴駅の間は駅舎を利用した店があり観光地にもなっている。
このオホーツク海岸道路の止別川河口に架かる北4号橋にパトカーが何台も止まっていた。こんな田舎で何をしているのだろうと見ていると、それはどうやら密漁の取り締まりのようだ。この止別川河口は北海道でも有数の秋鮭の漁場らしく釣り人がたくさん訪れるそうだ。しかし釣りの解禁日は9月に入ってからなので、今鮭を釣ると密漁となる。どうやらそれの取り締まりに来たようで、何人かが取り調べを受けているようだった。
はなやか小清水を出発し再び国道244号線を西に走る。ここから先は女満別まで観光地が次々と続いている。今日は天気もよくなっていたのでぜひともこれら観光地の1つ1つを訪問したいところだが観光地に寄らなかったとしても女満別到着が17時30分頃になりそうだったのであまりのんびりしていられない。泣く泣く観光地は断念することにした。
展望牧舎の次は小清水原生花園だ。北海道には数多くの原生花園が存在するが、おそらくここが一番有名な原生花園だろう。何せ1954年に昭和天皇、そして1958年には現在の天皇陛下も訪問されているくらいなのだから。ただしここものんびりと観光している時間はなかったことからパスする。よく考えたら私はこの小清水原生花園の前を過去10回以上も走っているが、原生花園の中まで足を踏み入れたことはよく考えたら2004年の1回切りのような気がする。 小清水原生花園の看板の前で写真だけ撮って出発しようとしたらソロの女性のチャリダーがいたので声をかけてみた。するとこの女性のチャリダーは外国人の女の人だった。幸いにも彼女は日本語がペラペラだったので話を聞いてみた。彼女は今日、能取を出発して斜里まで行くらしい。距離的には70kmくらいなので多くは走らないようだ。と言うよりこの区間は観光地も多いので距離を減らしてでもゆっくりと観光していきたいものだ。
国道244号線のオホーツク海と濤沸湖の間の区間を抜けるとJR北浜駅だ。この北浜駅には北浜駅展望台がある。時間はあまりなかったが、写真を撮るだけならロスも少ないので立ち寄る事にした。ところが北浜駅まであと200〜300mに迫ったところで観光バスが駅の前の駐車場に入っていくのが見えた。こんな辺鄙な観光地に観光バスが来るとは珍しい。ただ、観光客の集団に駅周辺をウロウロされたら嫌だなと思って観光バスから観光客が吐き出されるよりも早くに駅の前に行って写真撮影しようと考えた。幸いにも観光バスは駐車に手間取ったようで私の方が間一髪先に駅前に到着した。早速、駅舎の前に自転車を止めて撮影しようとしたが、シャッターを切ろうとした瞬間、自転車が倒れてしまった。これを起こし直しているうちに大量の中国人があたりをたむろするようになってしまった。
駅舎の写真を撮るとついでに展望台に行ってみた。太陽は出ているが網走方面は雲が出ており、あまりいい写真は撮れなかった。この北浜駅には喫茶「停車場」があり私も北海道自転車ツーリングで何度かお世話になっている。時間があればここで食事していこうと思っていたが、もうその時間はなさそうだったので先を急ぐ事にした。 北浜駅を出発すると再び国道244号線を走る。このあたりはオホーツク海沿いではあるが片側2車線となって交通量も多くなる。あとは女満別まで走るだけだ… と思っていたら、ちょうど運の悪いタイミングで赤信号に引っかかった。ふと隣を見ると反対側にJR藻琴駅が見えたので道路を渡って反対側に行き。藻琴駅の前に自転車を乗り付けて写真を撮った。この藻琴駅にも止別駅や北浜駅と同様、駅舎を利用した喫茶トロッコがある。元々この藻琴駅は有人駅だったが1986年に簡易委託化されて駅事務室にトロッコが入店。それからしばらくはこの喫茶店で切符の販売や改札業務も行っていたが、1992年から簡易委託廃止となり、現在は無人駅となっている。この喫茶トロッコは2014年に公開された北川景子氏主演の映画「抱きしめたい−真実の物語−」のロケ地ともなっている。
国道244号線は終わりを迎え網走駅に16時5分に到着した。ここではいつものように駅前の網走駅と書かれた表札の前に自転車を乗り付けて写真を撮る。通常JRの駅の表札は横書きが一般的だが、この網走駅だけは縦書きで書かれている。これは網走刑務所から出所してくる受刑者がもう二度と横道に反れないようにという願いが込められているそうだ。 網走駅からも交通量の多い市街地の道を走り続けると国道39号線に入った。ここまで来れば女満別までは一直線だ。網走川の横を走り網走湖に入ると呼人浦キャンプ場が見えてきた。時間は16時15分とキャンプ場に入るにはいい時間だ。しかもこのキャンプ場は無料である事からライダーやチャリダーのメッカとなっており、国道から見てもたくさんソロのテントが張ってあった。私は女満別ではなくこの呼人浦キャンプ場に設営しようかとも考えた。しかしこのキャンプ場は国道とJR石北本線の隣にあるので夜中うるさい事を知っていた。私はあと14kmほど走って予定通り女満別まで行くことにした。
国道39号線をひたすら南下する。ところが呼人あたりから雲が出はじめて網走−女満別間にある唯一のアップダウンを走る頃には完全に曇ってしまった。この先の女満別の空は完全な曇りだ。私は夕陽のために呼人浦まで引き返そうかとも考えたが、おそらく呼人浦も夕陽の頃には雲に覆われるだろうと考え、このまま女満別に向かって走る事にした。しかしせっかく夕陽が見られると思って期待していただけにガッカリしながら自転車を走らせることとなった。 この国道39号線の女満別の手前にある道の駅メルヘンの丘めまんべつの手前にはメルヘンの丘がある。時間も17時前で曇り空だったことからあたりは暗くなりかけていたが、一応自転車を止めて写真を撮っておく。やはり曇り空では写真映りは期待できない。
17時にようやく女満別湖畔キャンプ場に到着。まずは湖畔沿いに行ってキャンプ場の様子を視察。もうシーズンを過ぎたこともあってキャンプしている人はほとんどおらず、いつもだったら家族連れがテントを張っている通路沿いの特等席も空いていた。私はこの女満別湖畔キャンプ場にしようかとも考えたが、受付に行って女満別野営場の様子を聞くと今日は1組だけとの事だったので女満別野営場に泊まることにした。
温泉からあがると休憩室で旅の日記を書くが、はやくウイスキーのガラナ割りが飲みたかったので20分ほどだけ書いてすぐに撤収する。温泉を出て自転車に戻ると来る時にはなかったチャリダーの自転車が5〜6台並んでいた。女満別野営場では見なかったのでおそらく女満別湖畔キャンプ場に泊まっているのだろう、女満別湖畔キャンプ場は人も多く賑やかだが女満別野営場はほとんど人がいない。どちらがいいかは人それぞれだ。 20時にはテントに戻りテントに入って旅の日記を書き始める。今日はここまでほとんど旅の日記を書いてこなかったので書く事が山ほどある。この時間から書いていたらおそらく寝るのは日付が変わってしまうことだろう。簡単にまとめだけ書いておいて明日の飛行機の中か帰宅後に書く事になるだろう。
明日の天気予報は曇り後晴れだそうだ。明日のフライトは15時40分だし天気が良ければ美幌峠まで登ろうと思っていたが、たぶんそれは無理だろう。2006年と2008年は最終日に美幌峠まで登ったものだが最近はそのパワーがなくなってしまった。おそらく明日はいつものように網走湖を一周する事になるだろう。
それからもテントの中で旅の日記を書き続けたが、結局今日の分の旅の日記は書き終えることができなかった。それに対して別海で買ったウイスキーはすべて飲み干してしまった。700ccを4日で飲み干してしまったのだから相当な量を飲んでいそうだ。酔っ払って気持ちよくなったところで23時30分に寝ることにした。
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