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ゴジラ岩
ウトロの集落の北の端、宇登呂漁港に向かう途中のオロンコ岩の少し手前に垂直に切り立った岩がそびえる。この岩は正式名称はローソク岩というが、岩の形がゴジラのように見える事からゴジラ岩と呼ばれている。ただしあらゆる角度からゴジラに見えるわけではなく、岩の西側、ちょうどオロンコ岩の方向から見ると確かにゴジラが立ち上がっているように見えるが、それ以外の角度では単なる細長い岩にしか見えない。このゴジラ岩は顔の部分が倒壊する危険性があり、倒壊すると隣の土産物屋に被害が出る可能性がある事から一度は取り壊しが決まったが、ウトロにとって観光地でもあるゴジラ岩を取り壊す事に地元住民は反対し、結局維持される事になったという曰く付きの岩だ。このゴジラ岩のすぐ隣には帽子岩がありゴジラ岩と帽子岩の間には狭い隙間がある。ウトロの名前の由来はアイヌ語で「その間を我々が通る所」を意味するウトゥルチクシから来ているが、「その間」とはこのゴジラ岩と帽子岩の間の事だ。
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ゴジラ岩
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オロンコ岩から見たゴジラ岩
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