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小公女セーラ 実写版映画
リトル・プリンセス

作品紹介

作品名   A Little Princess
邦画名   リトル・プリンセス
制作   ワーナー・ブラザーズ
制作年   1995年
制作国   アメリカ合衆国
監督   アルフォンソ・クアロン
出演   
  セーラ   リーセル・マシューズ
  ミンチン   エレノア・ブロン
  クルー   リーアム・カニンガム
  アメリア   ラスティー・シュウィマー
  ベッキー   バネッサ・リー・チェスター
  ラムダス   エロル・シタハル
  ラビニア   タイラー・フライ
  ラムダス   エロル・シタハル

寸評

 「小公女セーラ」の原作を映画化したもの。基本的なストーリーは同じだが、大きく異なる点が何点か存在する。まず1つはアニメは1885年のロンドンを舞台としているが、映画では1914年のニューヨークを舞台にしている点。何とミンチン女子学院はロンドンではなくニューヨークにある事になっているのです。2つ目は原作ではセーラのお父さんはインドの大富豪で、鉱山で熱病にかかって亡くなってしまうのですが、映画ではお父さんは第一次世界大戦でドイツ軍と戦い、毒ガスに倒れてしまうのです。毒ガスに目をやられ、記憶喪失となって病院で入院していたお父さんは、同じ部隊にいて消息不明となった息子を探しに来た富豪(ランドルフ)に引き取られます。その富豪が何とミンチン女子学院の隣に住む人で、めでたくセーラとお父さんは再会し、お父さんの記憶が戻るというハッピーエンドです。しかも最後に富豪はミンチン女子学院を買い取ってしまい、ミンチン院長は煙突掃除婦になってしまいます。主人公はハッピーエンド、悪者は最後には懲らしめられるという、何ともアメリカ映画的なすごい変わりようになっています。ちなみにアメリアは牛乳屋と駆け落ちしてしまうというおまけつき。というわけで原作とは違って映画ではお父さんは死なずにセーラと一緒に暮らす事になります。
 アニメとは作品の雰囲気がまったく異なりますが、セーラ役はとっても美人でなかなか見物です。それに対してアーメンガードとベッキーがちょっとひどすぎ… ちなみにベッキーはなぜか黒人の少女でした。アメリア先生とミンチン院長はアニメの雰囲気とまったく同じで笑えます。セーラのお父さんはアニメよりちょっと若いかな? ラムダスさんはアニメとは違って、ずいぶん神秘的というか渋い人になっています。
 1時間半ほどの映画にすべてを凝縮しているので、かなりはしょっている部分もありますが、なかなか楽しめる映画だと思います。
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