ネロ・ダース（声・喜多道枝）
両親を幼くして亡くし、おじいさんと二人で生活している主人公。推定年齢８〜９才。おじいさんに似て素直で正直で親切な働き者でもある。死にそうになっていたパトラッシュを助け、以後一緒に生活する。また絵を描く事がたいそう好きで暇な時はいつも絵を描いている。
ジェハン・ダース（声・及川広夫）
ネロのおじいさん。ネロの両親が幼くして死んでしまった為、ネロを引き取って一緒に生活している。若い頃、軍隊に行っていたので帰ってきてから仕事がなく、村の人の善意で牛乳運びをして、わずかな収入で貧しくはあるが幸せな生活を営んでいる。
アロア（声・桂玲子）
白い頭巾が愛らしいかわいい女の子。とてもネロと仲が良くいつも一緒に遊んでいる。
ヌレット（声・遠藤晴）
ネロの家の隣に一人で住んでいるおばさん。とっても気さくがよく、ネロに対してもお母さん代わりとなるが、娘夫婦に引きとられて遠くに引っ越してしまう。
コゼツ（声・大木民夫）
アロアのお父さん。村一番のお金持ちで悪い人ではないのですが、なぜかアロアがネロと仲良くするのが気に入らず、ネロに対して冷たくあたる。
エリーナ（声・中西妙子）
アロアのお母さん。とっても思いやりがあり両親のいないネロに対しても親切を惜しまない。でもその親切をいつもコゼツにとがめられる為、こっそりとネロを支援する。
アンドレ（声・白川澄子）
ハンスの一人息子。内気な性格で少し無責任でちょっと嫌な奴ではあるが、それほど悪い人ではない。
ハンス（声・村松康雄）
アンドレのお父さん。村で二番目に金持ちだが、いつもコゼツ旦那にはペコペコしその他の村人には威張りちらしている。一人息子のアンドレをアロアの嫁にしようと企んでいるのでアロアがネロと仲良くするのが気に入らず、村で悪い事が起きる度にネロの仕業だと言いまわっている。ジェハンじいさんの家（借家）の大家でもある。
ミッシェル（声・雨森雅司）
森の中で一人で生活している木こりのおじさん。ネロの数少ない理解者の一人で、ジェハンじいさん亡き後、ネロを引き取ろうとするが…
ジョルジュ（声・駒村クリ子）
アントワープで知り合ったネロの親友。とても面倒見がよくネロの良きアドバイザーでもある。後に鍛冶屋の見習いとして働きに出る。
ポール（声・菅谷政子）
ジョルジュの弟。まだ小さいのでいつもジョルジュと一緒に遊んでいる。
金物屋（声・飯塚昭三）
パトラッシュをこき使い虐待していた悪人。パトラッシュが死にそうになると捨ててしまったが、後にネロがパトラッシュを元気に回復させた事を知ると、パトラッシュの所有権を主張し、パトラッシュを譲る代わりに３フランもの大金を奪い取ってしまう。
ノエル（声・永井一郎）
風車直しのおじいさん。頑固でたいそう変わり者だがネロには理解を示す。
ミレーヌ（声・藤田淑子）
ヌレットおばさんの娘。クロードと結婚して、今は馬車で３日もかかる遠方に住んでいる。お母さん思いの優しい娘だが、娘というよりは既にミレーヌ自身がおばさんに近い。
クロード（声・富山敬）
ミレーヌの主人。優しそうな人だが何となく頼りなさそうに見える。
ソフィア
コゼツ旦那の妹でイギリスに住んでいる。
アニー（声・岡本茉莉）
ソフィアの娘。
バートランド（声・田村錦人）
アロアが病気になった時に主治医をしていた先生。アロアの病気が薬や医者の力ではなく、ネロがアロアを力づける事で治ると見抜いていた偉大な先生。
セルジオ（声・矢田耕司）
ヌレットおばさんが引っ越した後、隣の家に引っ越して来た人。悪い人ではないのですが結果的にネロの牛乳運びの仕事を奪ってしまう。
ジェスタス（声・水鳥鉄夫）
ネロの村に住む農夫。ネロの事をいつもかわいがっているとても親切な人。
イザベル（声・鈴木れい子）
ジェスタスの妻。ジェスタスと同様にとても親切な人のようだ。
ヘンドリック・レイ（声・家弓家正）
ネロがおじいさんの絵を応募したコンクールの審査員。彼だけはネロの絵を一等に薦めたが、他の人の反対にあい惜しくもネロの絵は落選する。しかしネロの才能が捨て切れずネロを引き取って絵の勉強をさせようとするが…
パトラッシュ
「ブーヴィエ・デ・フランドル」という種類の労働犬。金物屋でこき使われていたが、死にそうになったところをネロに助けられ、以後ネロとおじいさんと一緒に毎朝荷車を引いて牛乳缶をアントワープまで運ぶ。
クロ
ヌレットばあさんの家で飼われているイタズラ好きなアヒル。いつもヌレットばあさんに迷惑ばかりかけているが、ヌレットばあさんはクロが好きでたまらないのでした。
ダックス
アンドレの飼っている犬。
ロバ公
ノエルじいさんの飼っているロバ。 |