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北海道自転車ツーリング
2021春 行動予定

 昨年はコロナウイルスの影響で夏休みに北海道自転車ツーリングに行くことができず、第二波と第三波の間を見計らって秋に北海道自転車ツーリングを実施した。この秋の北海道自転車ツーリングはこれまでの夏のシーズンとは違って、気温や日照時間、キャンプ場の混み具合などまったく違っていたが、それはそれで楽しむ事ができた。
 そこで今年もゴールデンウィークに季節外れの北海道自転車ツーリングを実施しようと計画を立てることにした。ゴールデンウィークは毎年飛行機ではなくマイカーで自走して北海道に行っている。そこでマイカーに自転車を積んで北海道に行き、北海道上陸後の最初の3日間は荷物を積まずにツーリングだけ実施し、残りの4日間はマイカーを止めたまま昨年台風で行くことができなかった道東を再びキャンプツーリングしようと以下のように計画を立てた。

日程行動予定予定走行距離走破予定峠
2021年4月30日駒ヶ岳一周56km 
2021年5月01日洞爺湖一周、羊蹄山一周36+42km 
2021年5月02日サロマ湖周遊35km 
2021年5月03日女満別〜美幌〜多和平89km美幌峠
2021年5月04日多和平〜厚岸〜霧多布100km 
2021年5月05日霧多布〜別海〜屈斜路湖114km 
2021年5月06日屈斜路湖〜美幌〜女満別72km美幌峠

 4月28日は会社が終わると同時に出発して中央自動車道、長野道と乗り継いで長野まで走る。翌29日は朝から北陸自動車道で新潟まで行き、そこからはひたすら下道で大間まで走り、翌30日の朝一番のフェリーで函館に上陸。そこから大沼まで少し走って車を止め、自転車で駒ヶ岳を一周。その後洞爺湖まで車で移動。5月1日は洞爺湖を一周した後、少し移動して羊蹄山も一周。ここからは車でサロマ湖まで移動。当然夜のうちにサロマ湖までは行けないので、翌2日の昼過ぎぐらいを目標に車で走り、そしてその日はサロマ湖を周遊。そして車で女満別まで移動。ここまでが前半戦。
 そして後半戦は女満別に車を止めたまま5月3日にキャンプ装備の自転車で女満別を出発して美幌峠を越えて多和平キャンプ場まで走る。翌5月4日は多和平から厚岸に抜けて北太平洋シーサイドラインを走って霧多布岬キャンプ場へ。翌5月5日は霧多布から弟子屈を越えて屈斜路湖の砂湯キャンプ場へ。そして5月6日に屈斜路湖から再び美幌峠を越えて女満別まで戻るという作戦だ。
 ちなみにその後は5月7日にひたすら函館目指して走り、翌5月8日の夕方のフェリーで大間に上陸。後は行きと同じコースを逆に1日半かけて帰るという強行仕様だ。まあこれはこれまでのゴールデンウイークで10年以上続けているのでいつものことだ。
 使用する自転車は昨年の北海道自転車ツーリングから7ヶ月しか経過していないこともありあまり変わっていない。相変わらず18年前のクロモリの自転車に乗り続けている。大きく変わったところと言えばサドルがタイオガ製のスパイダーツインテールからフィジーク製のアリアンテR1オープンに変わったくらいだ。これはスパイダーツインテールが樹脂製でズボンへのダメージが大きく、2016年の北海道自転車ツーリングではズボンが破れてしまった。
 そこで2021年からは樹脂製ではなく一応、気持ち程度にパッドの入ったサドルに交換した。このアリアンテR1オープンはサドルの形状がスパイダーツインテールに似ていたこともあって、違和感なく変えることができた。と言うより私の場合はお尻が痛くなることがないのでどんなサドルに座ってもお尻が馴染んでしまうことだろう。
 今回の北海道自転車ツーリングは2つのパートに分かれていて、最初の3日は日帰りのツーリングを繰り返す。そして後半の4日は3泊4日のいつもながらのキャンプツーリングだ。私は前半の3日間はできる限り重量を減らして身軽に走りたいと思っていたが、その直後にキャンプツーリングが待っているので前後のキャリアだけは取り付けたまま、フロントバッグもサイドバッグも取り付けず、サドルの後ろにオルトリーブのサドルバッグLとヘッドチューブにR250のフロントポーチレギュラーだけを取り付けてキャンプツーリング仕様ではなくロングライド仕様にして軽快に走るつもりだ。
シャッター速度:120s 絞り:F3.5 焦点距離:16mm
サドルを新しいのに交換した
シャッター速度:30s 絞り:F3.5 焦点距離:16mm
今回からトリプルボトルとした
 ただこれだけ軽装にしてしまうと積載量が大幅に減ってしまい雨具とカメラ関係を入れるとサドルバッグは一杯になってしまう。そこでボトルケージをダウンチューブの下にも取り付けてトリプルボトル仕様とし、新しく付けたダウンチューブ下のボトルケージにはパンク修理キットや工具を入れたツール缶を、残り2つは飲み物を入れて運用する予定だ。このトリプルボトルとサドルバッグだけでロングライド仕様と主張しているようで何となくかっこよく見えるから不思議だ。
 他にもフロントバッグを付けないのでツーリングマップルを広げるスペースがないことからスマホをハンドルに取り付けてStravaとRide with GPSを同時に立ち上げた状態で走ろうと考えている。普段の北海道自転車ツーリングだったらバッテリーの問題でスマホの画面を表示させた状態で走る事などできないが、日帰りのツーリングで換えのバッテリーを車に積んでおくならそれも不可能ではない。
 あとは出発にあたりカセットスプロケットとチェーンリングも交換した。これまでだとカセットスプロケットなど4〜5年に1回しか交換しなかったのだが、このコロナ渦の中この1年間で12000kmも走ったので、わずか2年弱で交換だ。さらにチェーンリングも7年前の交換から35000kmほど走ったので歯飛びがひどくなり交換した。
シャッター速度:120s 絞り:F3.5 焦点距離:16mm
カセットスプロケットを交換
シャッター速度:30s 絞り:F3.5 焦点距離:16mm
チェーンリングを交換
 走行距離が増えるとメンテも大変になるが、私のチェーンリングはアルテグラグレードのFC−6503というPCD130mmの42Tの引っかけ歯付きという特殊な仕様で、こんなチェーンリングはもう15年ほど前に廃番となっていて交換部品ももうない。今回交換した部品も5年ほど前にヤフオクで新品が出品されたので慌てて買い込んだが、もうこんなのが出てくることはないだろう。走行距離が11万kmを越える頃にはこのチェーンリングも歯飛びするようになるだろうけど、その時にはコンポを一式入れ替えるか、もしくは自転車を買い換えるとしよう。
 さらには服装も、いつもの北海道自転車ツーリングでは上だけサイクリングジャージーで下はズボンだったが、キャンプ生活をしないのであれば下もレーサーパンツを履いて靴もピンディングシューズで走る予定だ。ガーミンシャープのサイクリングジャージーとレーパンを手に入れたので、いつもと違ってちょっとだけかっこよくなるかもしれない。
 衣装ではレーパンの他にヘルメットも変えた。ヘルメットはこれまでOGKカブトのGAIAを使っていた。このヘルメットは10年ほど前、頭の大きい人御用達のヘルメットとして一世を風靡していた。私も2006年からずっとこのヘルメットを使い続けていた。しかしヘルメットには消費期限があり3年くらいで交換しないと中の発泡スチロールが頭を保護する機能がなくなってしまうそうだ。物持ちのいい私は3年どころか14年も使い続けたが、ようやく交換することにした。
 購入したのはOGKカブトのREGAS2。私はバイザー標準装備をヘルメットの必要条件にしているので、その中で一番頭にピッタリフィットしたのがこれだった。13という年月の間に自転車用のヘルメットも大きく進化したようで、私の大きな頭にピッタリとフィットした。しかもこれまでのGAIAはヘルメットが頭の上に載っているだけといった感じだったが、REGAS2はヘルメットに頭全体がスッポリと包まれているようなイメージだ。
シャッター速度:120s 絞り:F3.5 焦点距離:16mm
ヘルメットも交換
シャッター速度:30s 絞り:F3.5 焦点距離:16mm
カメラは今回からミラーレスだ
 装備の点ではカメラが大きく変わった。これまではキヤノン製のEOS 7D MarkUというデジタル一眼レフを使っていた。これは映りもなかなかよくて気に入っており、北海道自転車ツーリングでも持参して活躍していた。しかし普段のツーリングでちょっと写真が撮りたい時に毎回このデジタル一眼レフを持っていくというのはなかなか大変だった。
 そこで思い切ってフォーザーズ規格のミラーレスを購入した。とにかく軽くて小さいのが欲しかったのでパナソニック製のDC−GF9を購入。これが以外とよく写り、スマホよりも扱いやすく、それでいて昼間に撮る限りは7D MarkUと大差ないレベルで撮影できる。欠点はフラッシュの同調速度が1/50秒なので日中シンクロはほぼ不可能である事。それとラチチュードが狭いので夕陽等の明暗の激しい被写体はまともに写らない。スマホよりはマシだが、それでも7D MarkUでは撮影できた夕陽を交えた自転車の撮影で満足できるレベルの撮影ができなくなるのは寂しい。
 それでもこのDC−GF9の小型軽量には代えがたくサイクリングジャージーの後ろポケットに入ってしまうので、好きなときにジャージーのポケットから取り出して撮影したり、さらにはInsta360 ONE Xの自撮り棒に取り付けて容易に走っている写真を撮影したりと撮影の幅が広がった。
 これまでこうしたミラーレスはバッテリーの問題で敬遠してきた。何せ北海道自転車ツーリングはバッテリーを消耗しないことが最重要な課題なのだ。しかし今回は期間がとても短くかつ前半は日帰りなのでバッテリー問題は気にする必要もない。今回の北海道自転車ツーリングからはこのDC−GF9に活躍してもらうつもりだ。
 津軽海峡フェリーの予約も完了し、後はゴールデンウイークを待つだけとなった。これまでとはちょっと異なる北海道自転車ツーリング。これまではずっとキャンプツーリングが主体だったが、初めてとなるキャンプ装備を外した状態でのツーリング。もちろんキャンプ装備を外した状態でのツーリングは初日に空港を出てから宅急便営業所に行くまでと、最終日に宅急便営業所で荷物を預けてから空港に行くまでも実施していた。しかし駐車場に車を止めて、そこから自転車で周回コースを走って同じ場所まで戻ってくるのは初めてだ。まあ同様の事は既に何度も経験しているので慣れてはいるものの、これだけ長期間その生活を続けるのは初めてなので今から楽しみだ。

 と、ここまでは2ヶ月前に計画していたが、いざ2週間前になると新型コロナの第4波で再び緊急事態宣言やら自粛の嵐。私もまた中止しようかと悩んだが、既に昨年のゴールデンも新型コロナ第1波で北海道行きを中止、夏も新型コロナ第二波で北海道自転車ツーリングを中止、正月休みも新型コロナ第三波でどこにも行けず、もうコロナ疲れで正直うんざりしている。どうせ私の今回の行動スタイルは北海道までの移動はすべて車による自走、途中大間から函館まではフェリーを使うけど船内には入らずデッキにいる予定。そして宿は取らずに車中泊かキャンプ泊しかせず、人混みにも行かないのだったら感染リスクは極めて少ないだろうと考え、今回は4回目の緊急事態宣言が発令されても北海道自転車ツーリングは強行する予定です。

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