愛の若草物語
Little Women

　社交会にあこがれている美人のメグ、活発で明るく、小説家志望のジョオ、内気でピアノの上手なベス、絵を描くのが得意でおしゃまなエイミーは仲の良い四姉妹。時は南北戦争のさなか。彼女たちの父親は北軍の兵士だった。四姉妹はおば様の住むニューコードの町へ移る。そこで知り合ったお隣の老紳士ローレンスやその孫ローリー、新聞記者のアンソニーらは四姉妹と家族の温かさに触れ、親しさを増していくのだった。そんな中、ベスがしょうこう熱にかかると言う不幸を乗り越え、彼女らは思いがけないクリスマスプレゼントを受け取る。それは父フレデリックの帰宅であった。（日本コロムビア発売「名作アニメ主題歌大全集」より）

　アメリカ南北戦争のころのニューイングランド地方に住む、マーチ家の四姉妹の日常を描いたのがこの物語です。
　戦争のせいで、貸家に住むようになり、父は従軍牧師として戦地に赴きます。その留守を守るのは、やさしい母と長女でしっかり者のメグ、次女で男の子のように活動的なジョオ、三女で恥ずかしがりやながら音楽の大好きなベス、四女でおしゃまなエイミーの５人と、メイドのハンナ。
　生活はあまり楽ではありませんが、お隣の少しばかり気むずかしいローレンス家の老紳士ジェームスやその孫のローリー、そしてローリーの家庭教師であるブルック先生、お金持ちだけど偏屈なマーサおばさんなど、多くの人たちに囲まれて、一家は毎日を明るく楽しく過ごすようになります。
　上流階級の生活をかいま見たり、自分たちより貧しく不幸な人たちに手をさしのべたり…。
　それらさまざまなことを体験し、ときには失敗したり、ときには大ゲンカをしながらも、仲良く助け合いながら生活していきます。
　ところが１１月になって、お父さんが倒れたという連絡が入り、ブルック先生に送ってもらって、お母さんはワシントンへと向かいます。そして、そのお母さんのいない間に、ベスが猩紅熱で寝込んでしまいました。
　姉妹たちの必死の看病と協力でベスがやっと持直したころ、お父さんの様態も落ちついて、お母さんが戻ってきます。
　そしてクリスマス、一家にとって何ものにもかえがたいプレゼントは、お父さんが元気になって、ブルック先生と帰って来たことでした。
　また数日後、ブルック先生がメグにプロポーズしたのです。両親や姉妹たち、ローレンス家の人もかけつけてのささやかなお祝いの席が設けられ、一家の新しい生活が始まったのでした。

　愛の若草物語。家族の絆は、愛から始まる。美しいメグ、男勝りのジョー、優しいベスに、おしゃまなエイミー。四姉妹の心の詩を刻んだ、永遠の名作。愛の若草物語、新春からのスタートです。どうぞお楽しみに。

　ピクニックに連れて行って。一年ぶりに帰ってきたお父さんに私達はうんと甘えたの。でもそこで見つけたものは…　新番組愛の若草物語「パパが帰ってきた！！」お楽しみに。