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おいしそうな食べ物

 世界名作劇場に登場する食べ物は、どれも本当においしそうに思えます。きっと我々が彼らと同じものを食べてもおいしいとは感じないのでしょうけど、普段貧しい食生活を送っている彼らにとっては本当においしいんでしょう。そんな食べ物を紹介してみます。

アルプスの少女ハイジ
 「アルプスの少女ハイジ」で登場するおいしそうな食べ物は、搾りたての山羊のミルクと溶けたチーズを乗せたパンでしょう。搾りたての山羊のミルクをハイジやクララが本当においしそうに飲むのを見て一度飲んでみたいと思うのですが、いまだ夢果たせずです。アルムおんじがチーズをかまどで焼いて溶かしてからパンに乗せて食べるのもおいしそうに思えるので一度自分も試してみようと、当時小学生だった私はチーズをガスコンロであぶってみましたがダメでした。大人になってから知った事ですが当時の日本で一般的に市販されていたプロセスチーズはハイジに登場するチーズとは種類が違い、コンロであぶってもトロリと溶けることはないのでした。ハイジの食生活はほとんどがミルクとチーズとパン。そして時々干し肉とブドウ、栗を食べるくらいですがそれでもちゃんと生きていけるようです。
フランダースの犬
 「フランダースの犬」で登場するおいしそうな食べ物は、肉入りのスープでしょう。ネロの普段の食生活はパンと肉の入っていないスープだけ。そんなネロも1年に1回くらい唯一のごちそうである肉入りのスープを食べる時は本当においしそうに食べます。我々はスープに肉が入っていても当たり前すぎて喜びもしませんが、肉入りスープを食べる時のネロの喜びようを見ていると、食べ物を食べられる喜びをかみしめながら食事しなければならないと思わずにはいられません。
母をたずねて三千里
 「母をたずねて三千里」には特においしそうな食べ物は登場しません。しいて挙げるならマルコの作る本場イタリア仕込みのパスタと、リオデジャネイロからブエノスアイレスまでの移民船の中で食べるマルコの持ち込んだパンでしょう。特に移民船の中の食事はあまりにも粗末なのでマルコの持ち込んだ食料をみんなが本当においしそうに食べます。ただのパンや果物ですが環境によっては本当においしく感じるのでしょう。
 余談ですが「母をたずねて三千里」の作品中でマルコは何度も酒を飲んで酔っぱらいます。ジェノバでペッピーノ一座に夕食に招待された時や、お父さんの晩酌する時に自分もブドウ酒を水で薄めて飲んだり、アルゼンチンに渡ってからもアンドレアドーリア号の船長やマリオと乾杯したりと、たびたびアルコールを飲むのですが、これが25年も前のアニメだから許されるのであって、今のアニメだったら絶対に許されないのでしょうね。
あらいぐまラスカル
 「あらいぐまラスカル」には特においしそうな食べ物は登場しません。あえて言うならフローラの作った料理がおいしそうな事くらいでしょうか。お母さんが亡くなって以来、スターリングはほとんど毎日食事を作っていましたが、本人の弁によると自分の作る料理はまずいそうです。アリスもあまり料理は作らなかったので上手ではなかったようです。
ペリーヌ物語
 「ペリーヌ物語」で登場するおいしそうな料理はロザリーの家で経営しているシャモニという名の食堂で出されるステーキでしょう。とっても分厚いステーキで、何ヶ月ぶりかで肉を食べるペリーヌは本当においしそうでした。あとパリの下町でペリーヌのお母さんがご馳走になったガストンさんのスープもおいしそうです。ペリーヌがお母さんと一緒に旅をしていた頃は、もっぱらパンとスープばかりを食べていたようですね。あとペリーヌの一人暮しで鍛えたサバイバル料理も見逃せません。野生のスカンポをスープにしたりスグリのジャムを作ったりと、それはもう自分で何でも作っていました。池で釣った魚も焼いて食べていましたが、味付けはどうしていたんでしょうね。
 余談ですが「ペリーヌ物語」でも未成年がアルコールを飲んでいます。ペリーヌがビルフランの孫だとわかった時、シャモニの店でロザリーの一家とペリーヌ、ビルフランが乾杯しますが、あれはどう見てもブドウ酒です。
赤毛のアン
 「赤毛のアン」でも食べ物はたくさん登場しますが、その中でもおいしそうだったのはマシュウが買ってくれたチョコレートキャンディくらいでしょうか。グリーンゲイブルズでは普段はマリラが料理を作り、アンはそのお手伝いをしていましたが、子供の頃のアンは失敗が多く、料理に関してはおいしそうな食べ物よりもアンの失敗の数々の方が印象が大きいです。アンが失敗した料理の中でもっともインパクトが大きかったのは、グリーンゲイブルズに牧師夫妻をお茶に招いた時でしょう。この時アンは憧れのアラン夫人の為に心を込めてレアチーズを作りますが、バニラを入れるつもりが間違って塗り薬を入れてしまい、危うくアラン夫人を毒殺してしまいそうになる事件がありました。その他にもプディングソースの中で野ネズミを溺死させたり、オーブンの中にパイを入れたのを忘れて真っ黒焦げにしたりと失敗は絶えませんでした。
 これも余談ですが、アンはブドウ酒をイチゴ水と間違えてダイアナに飲ませてしまい、ダイアナを酔っぱらわせた事があります。この時ダイアナはブドウ酒をコップに3杯も飲み干してしまいますが、イチゴ水ではない事に気付かなかったのでしょうか。
トム・ソーヤーの冒険
 「トム・ソーヤーの冒険」で登場するおいしそうな料理は、やはり釣ったばかりの焼き魚でしょう。トムとベンとハックの3人が海賊になる為、ジョンストン島に行った時、食料を確保する為にミシシッピ川で魚釣りをして大きな魚を何匹も釣り、それを串に刺して焚き火で焼いて食べていましたが、これがとてもおいしそうでした。おそらく味付けは何もしていなかったようですが、きっとおいしいんだろうなぁ〜
家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ
 「家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ」で登場するおいしそうな料理はフローネがブラックバーンロック号の上で食べたケーキでしょう。フローネは乗客の退屈しのぎで船長に任命された時、コック長にもなってコックに大きなケーキを作らせ、それを独り占めして食べました。食べ方はとても下品でしたが、とてもおいしそうでした。ただし、食べ過ぎてその後、腹痛で苦しんでいたようですが…
 無人島に来てからの食事は、さすがに食材や調味料もほとんどなかったのでおいしそうと呼べるものはあまりありませんでしたが、それでもヤシの実のジュースやパンの実を焼いたものはとてもおいしそうでしたし、サトウキビを舐めていた時は甘くておいしそうでした。無人島のある食材を何でも食べれるようにしてしまったお母さんの腕前は大したものです。スイス料理ならぬ無人島料理というのも笑えますが…
 余談ですが「家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ」の作品中にはフローネがブドウ酒を飲んで酔っぱらったうえ、二日酔いになる場面があります。さすがに無人島にはアルコールはありませんでしたが、フローネはけっこう酒飲みなタイプかもしれませんね。
 逆にジャックとお母さんがマラリアにかかった時にお父さんが作ったキナの木の皮を煎じた薬はとても不味そうでした。
南の虹のルーシー
 「南の虹のルーシー」で登場するおいしそうな食べ物は、パーカーさんからもらった新鮮な羊の肉でしょう。ポップル家の家族はオーストラリアに向かう船旅の中では塩漬けの肉しか食べられなかったので、パーカーさんから新鮮な羊の肉をもらった時はとても喜びました。しかしその肉もペティウェルさんの飼犬のハッピーに取られてしまい、追い詰められたハッピーは肉を地面に落として食べられなくなってしまいますが、お母さんの英断で肉を海で洗って料理するのでした。新鮮な羊の肉も家族7人で分けると1人あたりの肉は僅かな量になってしまいましたが、とてもおいしそうでした。
 あと、ルーシーメイが記憶喪失になった時、プリンストン家で食べていた料理もおいしそうでした。ルーシーメイは記憶喪失になっていたにもかかわらず、プリンストン家で出される料理を食べては「こんなにおいしい料理は生まれて初めて食べた」と連発していました。記憶がないのにおいしい料理を食べたのが生まれて初めてだなんって、どうしてわかったんでしょうね。
アルプス物語 わたしのアンネット
 「アルプス物語 わたしのアンネット」で登場するおいしそうな食べ物は棒チョコでしょう。この当時、棒チョコは子供たちにとって最高のおいしい食べ物だったらしく、ダニーなんかはよく棒チョコに釣られていたようです。それから搾り立てのミルクもおいしそうでした。
 逆に不味そうなのはお母さんが亡くなった後、アンネットがお母さん代わりに朝食を作りますが、この時作ったスープはアンネットが砂糖を山のように入れた為、とても不味そうでした。アンネットは甘いものが大好きだったので自分の好みで砂糖をたっぷり入れておいしそうに食べていましたが…
牧場の少女カトリ
 「牧場の少女カトリ」で登場するおいしそうな食べ物は、やはりバターをたっぷりと塗ってあるパンでしょう。ライッコラ屋敷に出かける時、おばあさんはカトリの為に貴重品であるバターをパンにたっぷり塗ってカトリに持たせるのでした。カトリはおばあさんの心づかいを知ってバターの塗ってあるパンをとても味わって食べるのですがこれが本当においしそうなのです。我々はパンにバターが塗ってあるのはそれこそ当たり前ですが、滅多にバターを口にしないカトリが食べる様子を見ていると本当においしそうに思えてくるから不思議です。
 あと、ライッコラ屋敷でウッラ奥様の作っていたクレープもとってもおいしそうでしたね。カトリは結局、病気になった時だけしかクレープを食べれなかったようですが、本当においしそうに食べていました。
小公女セーラ
 「小公女セーラ」では、あまりこれといったおいしそうな食べ物は登場しません。あえて言うなら屋根裏部屋でセーラとベッキーが食べていた魔法の料理が一番おいしそうですね。あと人は悪いですがジェームスの作る料理は何となくおいしそうでした。
愛少女ポリアンナ物語
 「愛少女ポリアンナ物語」ではあまりおいしそうに思う食べ物は登場しません。お父さんが亡くなってからポリアンナはお金持ちの家で暮す事が多かったので、それなりに豪華な食事を食べていたようですが、日頃から豪華なものばかりを食べている人がおいしそうなものを食べても、あまりおいしそうには感じにくいものです。確かにパレーおば様やカリウ夫人の家で出される食事はおいしいのでしょうけど…
 その中でも唯一おいしそうに感じるのはポリアンナがアイスクリームを食べた時です。1度目は西部の町でホワイトさんにアイスクリームを呼ばれた時でしたが、この時にはホワイトさん夫婦がケンカした為、残念な事にポリアンナはアイスクリームを食べる事ができませんでした。2度目はカリウ夫人と一緒にボストン見物に行った時に買ってもらったアイスクリーム。この時はポリアンナよりもジェミーの方がおいしそうに食べていましたね。おそらく貧乏で食べる物のない日もあるジェミーにとっては初めて食べるアイスクリームだったのでしょう。とってもおいしそうでした。
愛の若草物語
 「愛の若草物語」で登場するおいしそうな食べ物はライムの砂糖漬けでしょう。エイミーは前からライムの砂糖漬けが食べたくて、ジョオからお金を借りてまでしてライムの砂糖漬けを買い学校に持って行きましたが、デービス先生に見つかってしまいエイミーはみんなの前で鞭で打たれる事になります。でも学校に持っていく前にエイミーやベスが食べていたライムの砂糖漬けはとてもおいしそうでした。
 他にもクリスマスの日にマーチ家の人々が自分たちの朝食を近所の貧しい人々に分け与えた事を知ったローレンスさんが、その日の夕食をご馳走した時の食事がとてもおいしそうでした。それと次の年の同じくクリスマスの日にお父さんが帰ってきた祝いをマーチ家の家族とローレンスさん、ローリー、ブルック先生の面々でクリスマスの晩餐会を開いた時の食事も、とてもおいしそうでした。さらにメグとブルック先生の婚約祝いで出された料理もとても豪華でおいしそうでした。
 マーチ家は貧乏と言っていましたが、食事に困った事はなく、相変わらず家政婦のハンナを雇い続けていましたから、それほど貧乏ではなかったようです。従って毎日の食事もそれほど質素というわけではなく、贅沢とは言えないまでもそれなりの食事をしていたようです。
小公子セディ
 「小公子セディ」で登場するおいしそうな食べ物はフルーツベリーでしょう。コッキーが森の中で摘んできたフルーツベリーはそれはとてもおいしそうでした。
 ドリンコート伯爵家に来てからのセディは毎日豪勢なものばかりを食べていたようです。ほとんど毎日フルコースのようでした。その中でもセディの釣ってきた鱒をルークが調理した料理はとてもおいしそうでした。ドリンコート伯爵は食べなかったようですが…
ピーターパンの冒険
 「ピーターパンの冒険」で登場するおいしそうな食べ物はウェンディの作ったケーキやプリンでしょう。ネバーランドではウェンディは子供たちのお母さん代わりだった為、誕生日にはケーキを作ってくれたり、おやつにプリンを作ってくれたりと、色々作っていたようです。まだまだ子供のウェンディですが、料理の腕前だけは一人前だったようで、子供たちはおいしそうに食べていました。
私のあしながおじさん
 「私のあしながおじさん」で登場するおいしそうな食べ物はアイスクリームでしょう。ジュディがリンカーン記念女子学園に来て初めての食事で食べたアイスクリームはとてもおいしそうでした。周りの人は甘いものを食べたら太ると言って誰もアイスクリームには手をつけませんでしたが、ジュディは2つも食べていました。ただしジュディは食事のマナーをまったく知らなかったのでみんなに逃げられてしまいましたが…
他にもファーゲッセン寮で出される食事はどれもおいしそうです。ジュディはジョングリア孤児院時代、冷めたお粥やスープしか食べた事がなかったので、暖かい肉やスープがとてもおいしく感じられた事でしょう。
トラップ一家物語
 「トラップ一家物語」で登場するおいしそうな食べ物はノンベルク修道院のチョコレートケーキでしょう。これはマリアがトラップ家に来てから子供たちと一緒に作ったチョコレートケーキですが、なぜか名前がノンベルク修道院のチョコレートケーキとなっています。さらにこのノンベルク修道院のチョコレートケーキがバージョンアップしてトラップ風チョコレートケーキというのもあったりします。いずれもとてもおいしそうなチョコレートケーキでした。
 トラップ家には専属のコック長であるローズィがいたので毎日とても豪勢な食事をしていました。ローズィは豪華客船のコックとして7つの海を渡り歩いただけに腕前は確かなものでした。イヴォンヌ姫が連れてきたベルベデーレ伯爵家のおかまコックも腕はいいのでしょうけどローズィにはかないませんね。
 あとマリアがトラップ家に来た頃、マリアは部屋に運ばれてきた食事に手をつける事なく流しに捨てていたのはいただけませんね。
大草原の小さな天使 ブッシュベイビー
 「ブッシュベイビー」で登場するおいしそうな食べ物は、食べ物ではありませんがバオバブの実をすり潰したジュースでしょう。ジャッキーの病気が治った時にマサイ族のサフィナに作ってもらったバオバブの実のジュースを本当においしそうに飲んでいました。他にもサフィナから搾りたてのミルクを飲ませてもらっていましたが、これもおいしそうでした。でも、マサイ族はミルクに牛の血を混ぜて飲むそうなんですね。ジャッキーも遠慮していましたがこれはちょっと遠慮したいです。あと、リピンゴの別荘でジャッキーとテンボが火を囲んで缶詰を食べていた時、マーフィを襲おうとしていた蛇をテンボが捕らえて夕食が一品増えたと言っていましたが、これもちょっと遠慮したいです。
ローズ家ではメイドとしてハワを雇っており、普段の食事はハワが作っていたようですが、それほど豪勢な食事は食べていなかったようです。ローズ家は貧乏というほどではありませんでしたが、それほどお金持ちでもなかったので、身分相応といったところでしょう。
若草物語 ナンとジョー先生
 「ナンとジョー先生」にはあまりおいしそうな食べ物は登場しません。あえて挙げるとすればデーズィとナンが作っていたパンプキンパイはおいしそうでしたが、結局真っ黒に焦がしてしまって食べる事はできませんでした。プラムフィールドでは普段食事はエーシアが作っていましたが、あまり食事のシーンはありませんでした。
七つの海のティコ
 「七つの海のティコ」で登場するおいしそうな食べ物は、アメリカの上院議員のタフト夫妻に豪華客船ゼメチス号に招待された時の豪華な夕食がおいしそうでした。ただしナナミはテーブルマナーをまったく知らなかったので、ナイフとフォークが使えずに恥をかいてしまいます。他にも食事ではありませんが、ジェームスの入れる紅茶はおいしそうでした。ジェームスはイギリス人紳士らしく、1日に6回もお茶の時間を作って紅茶を飲むという生活を続けていましたから、紅茶の入れ方もうまくなるでしょう。
ロミオの青い空
 「ロミオの青い空」で登場するおいしそうな食べ物はありません。それ以前に食べ物がほとんど登場しませんでした。食べさせてもらえなかったシーンは多々ありましたが、実際に食べているところは、ほとんどなかったのでコメントのしようが…
名犬ラッシー
 「名犬ラッシー」で登場するおいしそうな食べ物は、サンディとプリシラが作ったケーキでしょう。プリシラはお嬢様育ちだったので、それまで卵を割った事すらなかったのですが、サンディに教えてもらいながら一緒に作ったケーキはとてもおいしそうでした。それをハインズが地面に叩きつけた時は本当に腹が立ちましたが…
 他にもおいしそうな食べ物… というより、おいしそうな食べ方があります。それは半熟の目玉焼きの目玉のとろけた部分をパンですくって食べるのです。決して上品な食べ方ではありませんが、ジョンが「これが一番おいしい食べ方」と言うだけあって、確かにおいしそうでした。
家なき子レミ
 「家なき子レミ」では、あまりおいしそうな食べ物は登場しませんでした。シャバノン村ではレミの誕生日祝いに作るはずだったシチューも、ルーセットがいなくなって作れなくなったし、ヴィタリス一座との旅では、食べ物といえばパンくらい… ガスパールの家に至っては、食べ物はパンとシチューばかりでしたが、たいてい食事をする時は誰かが鞭で打たれていたので、食事をおいしく食べるなどという余裕はなかったと思われます。唯一おいしそうだったのは、コゼットのお母さんからもらったキャンディーをガスパールの家の子供たちが食べた時でしょう。子供たちはキャンディーなど食べた事がなかったので、世の中にこんなおいしいものがあったのかと、本当においしそうに食べていました。
番外
 いろいろとおいしそうな食べ物を紹介しましたが、私の考える世界名作劇場で一番おいしそうな食べ物(飲み物)はカルピスです。「アルプスの少女ハイジ」や「フランダースの犬」、「母をたずねて三千里」の本放送の頃、カルピスがスポンサーについていた為、放送の途中で必ずカルピスのCMがあったのです。氷の入ったグラスにお母さんがカルピスを注ぎ、幼稚園児くらいの子供がそれをおいしそうに飲む。ただそれだけのCMでしたが、子供心にどれだけカルピスを飲みたいと思った事か… 当時、我が家ではあまりカルピスを飲む機会がなかっただけに、その思いははかり知れないほどでした。今でこそ毎日でもカルピスを飲めるのですが、当時ほどの喜びはなくなっていますね。大人になったからでしょうか。
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