世界名作劇場全曲リスト

発売元：フォルテ
品番：ＦＭＣＣ−５０４５〜４７
発売日：１９９４年
価格：７５００円

　日本アニメーション制作「世界名作劇場」２０周年を記念して作られた全曲集。「フランダースの犬」〜「七つの海のティコ」まですべてのオープニング・エンディング曲が収録されている。惜しむらくは既に廃盤となっており中古ＣＤ屋を細めに探さない限り入手は困難と思われる。

発売元：日本コロムビア
品番：ＣＯＣＣ−１４３７６〜１４３７８
発売日：１９９７年７月
価格：６０００円

　「世界名作劇場」放送終了後に作られた正真正銘の全曲集。上記フォルテ製「名作アニメ主題歌大全集」に「ロミオの青い空」〜「家なき子レミ」の３作を追加して「フランダースの犬」〜「家なき子レミ」まですべてのオープニング・エンディング曲を収録している。世界名作劇場すべての作品の解説・サブタイトル等が記載されており、ファンならずともぜひとも購入してみたいＣＤである。まだ廃盤にはなっていないが店頭にはあまり並んでいないようなので店に注文する必要がある。

発売元：日本コロムビア
品番：ＣＯＣＸ−３０３１０〜３０３１１
発売日：１９９９年２月
価格：２５００円

　最近になって発売された日本コロンビアのＣＤツインシリーズ。世界名作劇場のオープニング曲のみを２０曲集めて２枚のＣＤに収録しているが、残念な事に「愛少女ポリアンナ物語」「小公子セディ」「名犬ラッシー」「家なき子レミ」の４作品は収録されていない。発売が一番遅い事もあり一番入手しやすい。値段も手ごろなので買って損はないが、ライナーノーツには歌詞しか記載されておらず、上記「名作アニメ大全集」のこだわりぶりと比較すると貧弱さを感じる。ところで最近このＣＤツインシリーズをコロムビアはやたらと発売しており、値段も手ごろな事から気軽に聴くにはいいかもしれない。しかしこの「名作アニメ主題歌」は収録時間が２枚のＣＤ合わせて６５分弱しかないのに、なぜＣＤを２枚に分ける必要があったのか制作者に聞いてみたいところだ。

発売元：日本コロムビア
品番：ＣＯＣＣ−１０８０５
発売日：１９９３年６月
価格：２５００円

　世界名作劇場の中で「アルプスの少女ハイジ」のみは日本アニメーションではなくズイヨー映像の作品の為、上記「名作アニメ主題歌大全集」にも収録されていない。したがって「アルプスの少女ハイジ」のオープニング・エンディング曲をカバーするには別のＣＤを購入するしかない。２０周年記念としてコロムビアから「アルプスの少女ハイジ」〜「赤毛のアン」までのサントラが復刻されており、こちらを購入するのも手だが、この「なつかしの…」には「アルプスの少女ハイジ」だけでなく「母をたずねて三千里」や「ペリーヌ物語」「赤毛のアン」、さらには私の好きな堀江美都子さんの歌う「キャンディキャンディ」や「魔法のマコちゃん」等が収録されており、お薦めしたい１枚である。

発売元：日本コロムビア
品番：ＣＣ−４１８７
発売日：１９８９年１０月
価格：３０００円

　「フランダースの犬」〜「ピーターパンの冒険」までのＯＰのみを収録したＣＤ。ただし「トム・ソーヤーの冒険」〜「ピーターパンの冒険」までの収録曲１０曲はオリジナル原盤ではなくコロムビア・カバー・ヴァージョンであり、歌手だけでなく編曲もオリジナルとは若干異なる。こう書くとオリジナルを歌っている人には申し訳ないが、はっきり言ってオリジナルよりもはるかにうまい！　アニメソングの大御所たる大杉久美子さん、堀江美都子さん、そして山野さと子さん、橋本潮さん等がカバーしているのだから当然と言えば当然なのだが…　アニメ主題歌は現在でもそうなのだが新人歌手やアイドルの宣伝の場として使われる事があり、この世界名作劇場でも例外ではなかった。ポニー・キャニオンの戦略で「愛少女ポリアンナ物語」〜「ピーターパンの冒険」の４作品の主題歌にはポニー・キャニオン所属のアイドルが起用されている。映像付きで曲を聴いているぶんにはそんなに気にならないが、ＣＤで聴くと２度とオリジナルを聴きたくなくなるほど歌唱力の違いを思い知らされる。ただし「南の虹のルーシー」と「少公女セーラ」の２作品だけはオリジナル原盤もうまい。ちなみに大杉久美子さんの歌う「虹になりたい」などは痺れるほどうまいのでオリジナルしか知らない人はぜひとも一度聴いてみる事をお薦めする。このＣＤも廃盤になっているという話で入手は困難かもしれない。
参考までにコロムビア・カバー・バージョンの歌手を紹介します。

作品名	種別	曲名	唄
トム・ソーヤーの冒険	ＯＰ	誰よりも遠くへ	大杉久美子
	ＥＤ	ぼくのミシシッピー	徳垣とも子
ふしぎの島のフローネ	ＯＰ	裸足のフローネ	大杉久美子
	ＥＤ	フローネの夢	橋本佳余映
南の虹のルーシー	ＯＰ	虹になりたい	大杉久美子
	ＥＤ	森へおいで	山野さと子
わたしのアンネット	ＯＰ	アンネットの青い空	松本里江
	ＥＤ	エーデルワイスの白い花	橋本潮
牧場の少女カトリ	ＯＰ	Love with You〜愛のプレゼント〜	山野さと子
	ＥＤ	風の子守歌	長尾由起子
小公女セーラ	ＯＰ	花のささやき	山野さと子
	ＥＤ	ひまわり	山野さと子
愛少女ポリアンナ物語	ＯＰ１	し・あ・わ・せカーニバル	堀江美都子
	ＥＤ１	愛になりたい	堀江美都子
	ＯＰ２	微笑むあなたに会いたい	堀江美都子
	ＥＤ２	幸福	堀江美都子
愛の若草物語	ＯＰ２	若草の招待状	橋本潮
	ＥＤ１	夕陽と風のメロディ	橋本潮
	ＯＰ２	いつかきっと	大杉久美子、山野さと子 橋本潮、堀江美都子
	ＥＤ２	お父さまへのララバイ	堀江美都子
小公子セディ	ＯＰ	ぼくらのセディ	橋本潮
	ＥＤ	誰かを愛するために	橋本潮
ピーターパンの冒険	ＯＰ	もう一度ピーターパン	山野さと子
	ＥＤ	夢よ開けゴマ！	山野さと子
ロミオの青い空	ＯＰ	空へ…	朝川ひろこ
	ＥＤ	Si Si Chao〜ロマナの丘で〜	朝川ひろこ

発売元：ポニー・キャニオン
品番：ＰＣＣＧ
発売日：１９８８年〜１９９０年
価格：２５００円

　「トム・ソーヤーの冒険」〜「ピーターパンの冒険」までのＯＰとＥＤを収録したＣＤ。こちらは上で紹介した日本アニメーション世界名作劇場主題歌集とは異なり、すべてオリジナル原盤を使用している。ポニー・キャニオン所属歌手の曲を集めているが、これといって見所もなく、名作アニメ主題歌大全集を持っていれば買う必要性はない。よほどのコレクターでもない限り、これを買うより例え１０倍のお金を出してでも、コロンビア・カバー・バージョンの日本アニメーション世界名作劇場主題歌集を買う事をお薦めします。なお、このシリーズは毎年のように発売されており、上記に紹介した「トム・ソーヤーの冒険」〜「ピーターパンの冒険」の他に「トム・ソーヤーの冒険」〜「小公子セディ」、「トム・ソーヤーの冒険」〜「愛の若草物語」も存在するが、買う必要性はほとんどない。

発売元：日本コロムビア
品番：ＣＯＣＣ−９６８７〜９６８９
発売日：１９９２年３月
価格：７２００円

　堀江美都子さんの大全集パート６。ＣＤ３枚、全５２曲のうち「愛少女ポリアンナ物語」と「私のあしながおじさん」の挿入歌と「愛少女ポリアンナ物語」と「愛の若草物語」の後期ＯＰ・ＥＤコロムビア・カバー・バージョンが、計２１曲も収録されている。なかでも注目すべきは「愛少女ポリアンナ物語」の挿入歌「星屑のシャンデリア」でしょう。作品中ではチルトン先生が亡くなる時、ポリアンナ役の堀江美都子さんが泣きながら「星屑のシャンデリア」歌うという感動的な名場面で使われていました。さすがにＣＤに収録されているのでは泣いていないですが、ぜひとも聴いて頂きたいものです。それから「愛の若草物語」の後期ＯＰ「いつかきっと」のコロムビア・カバー・バージョンが収録されている事も見逃せません。このコロムビア・カバー・バージョンはメグ、ジョオ、ベス、エイミーのパートをそれぞれ大杉久美子、山野さと子、橋本潮、堀江美都子という超豪華ラインナップで見事に歌っており、この１曲を聴く為だけでも、このＣＤを買う価値はあるだろう。

発売元：バンダイ
品番：ＹＹＶ−００７
発売日：不明
価格：不明

　「フランダースの犬」〜「ロミオの青い空」までのオープニングを収録したビデオ。「母をたずねて三千里」以外は歌詞も表示されず、おまけに大半の曲はオープニングの最初に表示されるはずの番組名も表示されないので少々淋しい気がする。しかし懐かしの世界名作劇場の主題歌が映像付きで次々と流れてくるのはとても嬉しいもので買って損はしないビデオでしょう。ちなみになぜか「トラップ一家物語」の主題歌は「ドレミの歌」のはずなのですが、このビデオではエンディングの「両手を広げて」が収録されている。「トラップ一家物語」のビデオでもオープニングは「ドレミの歌」ではなく挿入歌の「ほほえみの魔法」が使われている事から、おそらく版権の問題で「ドレミの歌」が使えなかった為であろう。