世界名作劇場関連書籍

著者：世界名作親子の会
発行元：ワニブックス
発行日：１９９３年１２月２５日
ＩＳＢＮコード：４−８４７０−１１９５−３
価格：１２６２円
ページ数：２６３ｐ

　「ムーミン」から「七つの海のティコ」までの作品を裏話を中心に書かれた活字がメインの書籍です。どちらかと言うとマニア向けであまり一般向けではないですが、原作の紹介は参考になります。現在絶版につき、古本屋を探さない限り入手は不可能です。

著者：松本正司
発行元：同文書院
発行日：１９９９年８月１５日
ＩＳＢＮコード：４−８１０３−７５８１−１
価格：１６００円
ページ数：２６３ｐ

　最近になって発売された世界名作劇場の関連書籍で「アルプスの少女ハイジ」をのぞく「フランダースの犬」から「家なき子レミ」までと劇場版も収録した世界名作劇場の集大成。活字が中心のマニア向けな内容である。一般の本屋で探すのは難しいかもしれないが、注文すれば手に入る。

著者：
発行元：エニックス
発行日：１９９４年１０月１０日
ＩＳＢＮコード：４−８７０２５−７７７−７
価格：９７１円
ページ数：１２７ｐ

　世界名作劇場２０周年を記念して作られた作品集で「フランダースの犬」から「七つの海のティコ」までを収録している。上記２つの書籍と異なり、こちらはセル画が中心の一般向けな内容となっており、あまり世界名作劇場に詳しくない人にも安心して勧められる。特に豊富なセル画と適度な文章やコメントから作品内容が思い出され、思い出にひたる事ができる。残念な事に既に絶版となっており、古本屋で探さない限り入手は不可能である。

著者：
発行元：主婦と生活社
発行日：２００４年１月２６日
ＩＳＢＮコード：４−３９１−１２９００−０
価格：１１００円
ページ数：１９９ｐ

　フランダースの犬から家なき子レミまでの全２３作品の名場面を出会いの言葉や別れの言葉、愛する人への言葉などに分類して紹介した本。各セリフにマッチしたセル画もあるが、どちらかと言うと文字中心の読み物だ。まったく作品を知らない人がこれだけを読んでもなかなか感動できないが、作品を知っている人ならきっとそのシーンを思い出して感動し、再び作品を見たくなることだろう。なお、似たようなコンセプトとして本ホームページの「心に残るセリフ」があるが、この本は「この心に残るセリフ」をベースに私もセリフのネタ出しに協力したものである。ただし１冊献本されただけで、どんなにこの本が売れようと一線もお金は入ってこないが…

著者：
発行元：プラネット出版株式会社
発行日：２００１年０４月０２日
ＩＳＢＮコード：４−９３９１１０−１１−７
価格：３５８０円
ページ数：１２８ｐ

　日本アニメーション株式会社の創立２５周年を記念して作られた作品集で、日本アニメーションの制作した全１０８作品が紹介されている。世界名作劇場の作品としては「フランダースの犬」から「家なき子レミ」までと劇場版を収録している。さすがに紹介作品数が多いだけあって１作品あたりの紹介内容は上記２つの書籍に比べると少ないが、それなりに楽しめる。個人的には巻頭の世界名作劇場カレンダーの表紙の一覧と堀江美都子さんのインタビューがお気に入りです。

著者：
発行元：角川書店
発行日：
ＩＳＢＮコード：
価格：１４００円
ページ数：

　角川書店が発行した世界名作劇場の各作品を１巻に１作品収録した絵本。この手の絵本は各社から発行されているが、その中でも角川版の絵本は一番のお薦め。他社の絵本ではイラストレーターがアニメと異なったりして、ひどい場合は顔が崩れていたりする事もあるが、角川版はアニメのセル画を主体としており、また１巻１作品という余裕のあるページ数が作品の内容を損なわずにまとめられており好感度が持てる。残念な事に１９８７〜１９８８年に発売されたもので既に絶版となっており、古本屋を探さない限り入手はできない。世界名作劇場が収録された巻は以下の通りです。
    第１巻：愛の若草物語［上］
    第２巻：愛の若草物語［中］
    第３巻：愛の若草物語［下］
    第４巻：愛少女ポリアンナ物語
    第５巻：フランダースの犬
    第７巻：小公女セーラ
    第８巻：母をたずねて三千里
    第９巻：赤毛のアン
    第１１巻：トム・ソーヤーの冒険
    第１２巻：あらいぐまラスカル
    第１３巻：小公子セディ［上］
    第１４巻：小公子セディ［中］
    第１５巻：小公子セディ［下］
    第２０巻：ペリーヌ物語
    第２４巻：ふしぎな島のフローネ

著者：日本アニメーション株式会社
発行元：学習研究社
発行日
    １：１９８５年１１月１日
    ２：１９８５年１１月１日
    ３：１９８６年５月１日
    ４：１９８７年４月１日
ＩＳＢＮコード
    １：４−０５−１０１９９８−５
    ２：４−０５−１０１９９９−３
    ３：４−０５−１０２２９２−７
    ４：４−０５−１０２５５６−Ｘ
価格：１９５０円
ページ数：２３９ｐ

　こちらは完全な子供向けの絵本です。資料性はまったくありませんが、絵を中心にして各作品を短くまとめてあり、感動にひたれる事ができます。子供に読んで聞かせるには最適かも…　ただし子供向けゆえに、文字の大きさがやたら大きな活字で、おまけに漢字をほとんど使わず平仮名ばかりで、カタカナにまで振り仮名を付けるという念の入れようなので、少々読みにくいかもしれない。「工場長」を「こうじょうちょう」と平仮名で書かれても、理解するには時間がかかります。
　なお、この「テレビアニメ世界名作劇場」には各巻７作品ずつが収録されているが、都合により「みつばちマーヤの冒険」等の世界名作劇場以外の作品も収録されている。世界名作劇場の作品で収録されている作品は、第１巻にラスカル、ペリーヌ、アン、トムソーヤ、カトリ、セーラの６作品。第２巻にフランダースの犬、母をたずねて、フローネ、ルーシー、アンネットの５作品。第３巻にポリアンナの１作品。第４巻に若草物語の１作品が収録されている。３巻、４巻はともかくとして、１巻、２巻はぜひとも入手しておきたいところだが、すでに絶版となっており古本屋で探すしかない。しかしこの手の絵本が古本屋にあるものだろうか…

著者：
発行元：講談社
発行日：１９９９年６月２５日
ＩＳＢＮコード：４−０６−２０９７０６−０
価格：２８００円
ページ数：３０３ｐ

　日本アニメーションで制作した世界名作劇場２３作品のうち、ピーターパンの冒険、ナンとジョー先生、名犬ラッシーの３作品を除く２０作品をまとめた絵本。上で紹介した「テレビアニメ世界名作劇場」に比べると、絵は少なく字が細かくて多いので、対象年齢は上のようだ。比較的最近発売された事もあり、この手の絵本としては一番入手しやすいだろう。各作品をうまくまとめているので、短時間にストーリーを把握したい時には重宝するかもしれない。

著者：
発行元：ピエブックス
発行日：２０１１年１月２１日
ＩＳＢＮコード：９７８−４−８９４４４−８８７−２
価格：１８００円
ページ数：１２７ｐ

　名作アニメの舞台となった場所の美しい写真をメインに、地図と場所の説明したカラーページの写真集。世界名作劇場の作品は１５作品紹介されており、アルプスの少女ハイジの舞台となったスイスのマイエンフェルトや、赤毛のアンの舞台となったプリンスエドワード島などが美しい風景写真で紹介されており、思わず物語に引き込まれてしまう。

著者：
発行元：東京音楽書院
発行日：１９９７年９月５日
ＩＳＢＮコード：４−８１１４−２１３７−Ｘ
価格：２０００円
ページ数：１４８ｐ

　「フランダースの犬」から「七つの海のティコ」までの２０作品のオープニングとエンディングの歌詞、及び楽譜が収録されている。他にも世界名作劇場関係の楽譜は存在するが、収録曲の多さではこれが一番多いと思われる。基本的にはピアノソロ用の楽譜だがピアノ以外の楽器でも問題なく使える。特に携帯電話の着メロ等を自作する場合には重宝するだろう。

　世界名作劇場の関連書籍は上記以外にも原作本や絵本など多数存在する。ここでは以下におよそ２０年前以降に発行された一部をリストアップするが、これがすべてではない事を付け加えておく。作品ごとに紹介する為、小学館の「世界こども名作全集」や「少年少女世界文学全集」や「世界の名作」、集英社の「子どものための世界文学の森」や「少年少女世界名作の森」、角川書店の「世界名作アニメ全集」、学習研究社の「少年少女世界文学全集」、講談社の「少年少女世界文学館」など、いくつかの作品をまとめた書籍等は割愛しています。また、発行日やページ数、価格のわからない勁文社の大百科シリーズや小学館、朝日ソノラマ、ブティック社の絵本等も割愛しています。
　なお以下のリストは大半が絶版になっているので書店等に注文する場合は、注意して下さい。参考までに私の独断と偏見で推薦する原作本を赤色で記します。ただし赤色で記された原作本にも既に絶版になったものがありますからご注意下さい。