大草原の小さな天使
ブッシュベイビー
Bushbabies

　アフリカはケニヤ、野生動物保護官の娘ジャッキーは、母親を失くしたブッシュベイビーの赤ちゃんにマーフィと名づけ、苦心の末育てる。ある日、ジャッキー一家のイギリス帰国が決まる。ところが大切なマーフィの輸出許可書がなくなってしまう。マーフィを自然に帰すしかない！と船を降りたジャッキーは港で再会した父の部下テンボと冒険の旅に出る。密猟者や原住民との遭遇。サバンナで日々くり広げられる動物たちの生をかけた戦い。大自然の驚異を目のあたりにして、ジャッキーは少しずつ成長していく。そしてついにマーフィとの別れのときが…。（日本コロムビア発売「名作アニメ主題歌大全集」より）

　アフリカのケニアで暮すジャッキーは、野生動物保護官のお父さんから親を亡くしたブッシュベイビーの赤ちゃんを預かります。人の手ではなかなか育たないブッシュベイビーをマーフィーと名づけ、育てることにしました。
　ところがお父さんのアーサーが保護官を辞め、イギリスに帰るというのです。国外持ち出し許可証をもらい、船に乗ったジャッキーですが、許可証をなくしたことに気づきます。あわてて船を下りたジャッキーは、密猟者に追われるテンボと出会い、行動をともにすることにしました。
　ところがジャッキーがいないことに気づいたアーサーは、警察からの電報でテンボに誘拐されたと誤解。そのころ、ふたりはミッキーに出会い、いっしょに旅をすることにします。マーフィーを野生に帰すため、サバンナを旅することにしたのです。
　密猟者に追われ、野生動物に襲われながらも旅を続けるジャッキーとテンボとミッキーの３人。乾期から雨期への変化とともに、旅の厳しさは増してくるばかりです。ついにミッキーがケガをし、ジャッキーたちを助けにきたクランクショウ博士に連れて帰ってもらうことになりました。
　そしてジャッキーたちは、ついに鉄道線路までたどり着いたのです。しかし大雨により線路が寸断されていました。決壊場所にいったジャッキーたちは、対岸にアーサーとお兄さんの姿を発見。そこで線路の不通を知らせる発炎筒を、マーフィーの活躍で手渡すことに成功し列車を止めることができました。
　密猟者を捕まえ、アーサーたちと再会したジャッキーは、大活躍したマーフィーを自然に帰してやることを告げました。それがマーフィーにとっての、最大のプレゼントだからです。そして、ついに別れのときがきました。さようならマーフィー、さようなら……。（エニックス発行「日本アニメーション世界名作劇場全作品集」より）

　アフリカのケニア。私はそこで不思議な動物ブッシュベイビーに出会ったの。私と彼の長い旅のお話し。新番組「大草原の小さな天使　ブッシュベイビー」は新春からの放送です、お楽しみに。