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砂金掘体験
日高山脈を水源とし大樹町の中を太平洋まで流れる日本一の清流と言われる総延長約645kmの二級河川が歴舟川だ。この歴舟川では砂金が出ることで知られており1635年から砂金採取が始まったとされる。初期の頃は歴舟川から流れ出た砂金が長い年月をかけてアイボシマ付近の海岸に堆積した浜砂金を採取していたが、やがて歴舟川で砂金掘りが行われるようになり、江戸時代この付近はゴールドラッシュに沸き返った。1900年頃には100人近くの砂金掘師たちがおり最盛期には1日100gほど採れたという。しかし1930年頃には砂金も掘り尽くされて砂金掘師も次々と減っていき、1971年を最後に砂金掘師はいなくなってしまった。しかし一部の愛好家たちによる仕事としてではなく趣味としての砂金掘りは今なお続いている。そんな歴舟川ではカムイコタンキャンプ場周辺で砂金掘り体験できる。ただし現地に管理人がいないのでカッチャとゆり板を10kmほど離れた道の駅「コスモール大樹」まで借りに行かなければならない。しかも指導してくれる人もいないので使い方は事前に聞いておくしかないが、1000円でインストラクターを派遣してもらうこともできる。カムイコタンキャンプ場下側の歴舟川河岸でも砂金掘りは可能だが、よく採れると言われるのはここから3kmほど上流の道道1002号線の相川橋上流あたり。ただしこの場所は案内板等が一切ないのでわかりにくいだろう。毎年7月下旬には大樹歴舟川砂金掘探訪会が開催され日本全国から集まった砂金掘り好きによる大会が行われる。
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砂金掘体験の現場
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カムイコタンキャンプ場
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