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ピョウタンの滝
中札内から南西に20kmほどの札内川沿いにあるのがピョウタンの滝だ。当時この周辺には電気がなかった為、1954年にこの地に農協ダムと呼ばれた貯水ダムと小水力発電所を建設した。農協ダムの完成に伴い、この地にも電気が灯るようになったが、わずか1年後に集中豪雨が発生し札内川は氾濫。多くの土砂で農協ダムや発電所は埋没し、農協ダムはダムではなく滝となってしまった。この滝はアイヌ語でピヨロ・コタン(小さな砂利の多いところ)という意味のピョウタンの滝と呼ばれるようになった。このピョウタンの滝は全国でも珍しいダムが滝になったものとして観光地化され、かつてはダムであった落差10mの豪快な滝を橋の上やダム正面の展望台から間近に見る事ができる。周囲には札内川園地が整備され、キャンプ場やパークゴルフ場、そして日高山脈山岳センターでは日高山脈の自然や山の歴史が学べるほか、キッチンカフェぴよろでは中札内産の食材にこだわった料理を食べる事ができる。この札内川園地は滝がある事からマイナスイオンに溢れており、その値は一般生活空間の200倍にも達し、その値を毎日測定公開している。
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ダムが滝となったピョウタンの滝
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橋の上から見るピョウタンの滝
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