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十勝農機具歴史館
帯広の町から国道236号線を9kmほど南に下った札内川を渡る南帯橋の手前にとかち田園空間博物館であるとかち大平原交流センターがある。このとかち大平原交流センターの奥にある倉庫のような建物が十勝農機具歴史館だ。ここは農業機械の発展について理解を深める施設として2009年に開設された。新館の1階にはトラクターや耕耘機、豆・ビート・いもなどの作物別の農機具など明治時代以降に十勝地域で使われた畜力用プラウから昭和30年代以降の機械化が進んだトラクターまで農機具を80点ほど展示している。展示ごとに機械の解説板があり、農業に詳しくない人でも理解しやすいように工夫されている。2階には十勝の農家で使われていた生活道具や水田農具を展示。さらに旧館では施肥・播種・収穫などと工程別に展示した農機具や酪農・草地機械、馬車、木馬など約70点を展示している。特に栽培に使用した農機具を、人力〜畜力〜機械化、さらに農機具が木から鉄、トラクターに変わっていく時代の変遷が分かるように展示されておりメカ好きにはたまらない展示内容だ。隣接して1933年に建設された旧川原邸も展示されており、こちらも無料で見学できる。
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十勝農機具歴史館の外観
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旧館の内部
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新館の内部
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多数のトラクターが展示される
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