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松前藩屋敷
松前城から林の中を1kmほど北に歩くと「松前の五月は江戸にもない」とうたわれた藩政時代の松前の城下町を再現した町営の体験型施設「松前藩屋敷」がある。ここは郷土の歴史及び伝統的生活文化等の伝承と活用による歴史と文化伝承の里を目指すため1991年に設置された。内部には蝦夷地に出入りする船・荷・人から徴税する役所沖の口奉行所や近江商人の家、武家屋敷、ニシン漁の番屋、旅館の旅籠屋、民家、廻船問屋の敦賀屋など14棟の江戸時代の建物が並び、まるで150年ほど前にタイムスリップしたかのような錯覚にとらわれる。娯楽施設と言うよりは松前藩の政治・経済・文化・民俗を理解する為の学習施設のような場所だが、なかなかうまく再現しており、当時の生活を実際の屋敷で体験することができるようになっている。他にもニシンそばや三平汁定食などの郷土料理が味わえる「たべもの屋松前亭」や、藩屋敷名物の「するめ煎餅」、800円で武将や足軽、お殿様、お姫様、岡っ引きなどの衣装を着て松前藩屋敷内を闊歩できる甲冑着付体験、500円で松前の歴史と文化をガイドが案内してくれる藩屋敷入藩ガイドもある。
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松前藩屋敷の建物群
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松前藩屋敷の建物内部
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