|
松前城
松前の町中にある北海道唯一のお城が松前城だ。松前城は日本最北、かつ日本最後のお城としてここ北海道の松前に藩主松前によって1854年に城築された。松前城はロシアからの砲撃や攻撃に備えて海側は強固な防備を備えていたが、山側は敵が責めてこないものとして防御力は低かった為、明治維新に伴う戊辰戦争で土方歳三などの旧幕府軍の攻撃によりわずか数時間で落城した。その後1949年に出火により惜しくも全焼してしまったが、天守閣は1961年に再現され内部は松前城資料館となっている。松前城資料館は有料で、鎧や衣服など藩政時代の様々な資料が展示している。また天守閣の3階には展望室があり、津軽海峡や松前の城下町をを見渡す事もできる。松前城は2006年には日本100名城にも選ばれている。松前城周辺の松前公園は桜の名所でもあり5月上旬になると1万本の桜が咲き誇る。日本さくら名所100選にも選ばれるほどの桜の名所で、シーズンになると多くの観光客が訪れる。ただ近年はスズメ目アトリ科の鳥ウソの食害により花芽を食べられてしまい、桜は減少傾向にある。
|
無断転載厳禁 コメント引用の場合は出典元URLを明記のこと
松前城全景
|
桜の名所でもある松前城
|
|