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建有川寨門跡
木古内の町から国道228号線を南に2.5km、知内町との境界の知内町側の海沿いに駐車場がある。この駐車場の南側にある大きな石碑が建有川寨門跡だ。1855年徳川幕府は松前藩領だった蝦夷地のうち、ここ建有川から乙部にかけての地域を松前藩領として残し、他をロシアからの北方警備のため幕府の所領として箱館奉行所の所轄とした。そのため接点となったこの地に境界柱が建てられ、警備のための寨門が置かれた。寨門をはさんで木古内側に箱館奉行所の番所、知内側に松前藩の番所があり、出入りの旅人の手形や荷物を検査していた。この幕府の所領と松前藩領との境界は建有川を境界としていたが、蛇行する川は雨が降る度に川の流れが変わったため、これによって紛争が起きないように1856年には川の流れがどのように変わってもお互い文句を言わないという約束を取り交わしている。その寨門のあった場所がこの場所で、寨門を模した石造りの大きな門には説明文が書かれている。目の前にはどこまでも続く砂浜と津軽海峡、そして天気がよければ竜飛岬まで見える。
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建有川寨門跡
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津軽海峡沿いにある
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