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法亀寺のしだれ桜
北斗市の北側、旧大野町の町中に法亀寺がある。法亀寺は1849年に篤信家・中村金兵衛の願いで、箱館・実行寺第十五世金子日能師が大野村東下町に法亀庵(ほっきじ)として許可され、その後法亀寺に改称し1889年に現在地に移転した日蓮宗実業寺の末寺だ。このお寺の境内には推定樹齢300年のしだれ桜の銘木があり、毎年春には美しい花を咲かせている。特に高さ15mの大きなしだれ桜から枝が四方に垂れ、その垂れ下がった枝いっぱいに桜の花が咲く姿は圧巻で、北海道はもちろんの事、日本でも屈指の桜とされる。しだれ桜とはエドヒガンザクラの変種で、別名イトザクラとも呼ばれている。その垂れ下がった枝に咲く桜の花が美しいとされている。旧大野町は法亀寺のしだれ桜の他にも松前藩戸切地陣屋跡や大野川沿いの桜並木など桜の名所が多い。毎年5月上旬から中旬にかけて桜の名所を案内する看板が数多く見られるようになり、北海道だけでなく全国から桜目当ての観光客が集まってくる。
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法亀寺のしだれ桜
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法亀寺
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樹齢300年のしだれ桜
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見事なしだれ桜だ
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