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男爵薯発祥の地記念碑
七尾町の南の外れ、国道5号線沿いの清香園農場跡地の前に石碑がある。これが男爵薯発祥の地記念碑だ。男爵いもと言えば渡島当別の男爵資料館が有名だが、元々川田男爵が渡島当別で男爵いもを栽培していたわけではない。彼はイギリスで愛を誓ったジェニーと結婚する事ができず、彼女を思ってイギリスで食べたじゃがいもを北海道でも栽培しようと1906年、この七飯の地に清香園という農場を開き、海外から各種のじゃがいもの種苗を購入し試験栽培を繰り返した。その中の一品種、イギリス産の「アイリッシュ・コブラー」は味がよく収量も多いことから、1908年から近隣農家でも栽培し出荷。しかしこの時には「アイリッシュ・コブラー」の品種名を失念してしまい「五升いも」や「石垣いも」などと呼ばれていたが、川田男爵が育てた品種ということで男爵の称号を引用して「男爵薯」と命名された。この男爵いもは病気に強く早く実るだけでなく、品質・収量ともに優れたものであることから、100年を経過した今に至ってもメークインと並んでじゃがいもの代表格となるほど優れている。そんな川田男爵の偉業を讃えて1947年に、この清香園農場跡地に男爵薯発祥の地記念碑が建てられた。石碑は国道沿いにあり国道からも見えるが、標識がないのはもちろんの事、石碑そのものも目立たないので、場所を知っていなければ気付くこともないだろう。
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男爵薯発祥の地記念碑
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男爵薯発祥の地記念碑
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