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五稜郭公園
函館駅から北東に3.5kmの函館市街のど真ん中に特徴的な星形の五稜郭がある。五稜郭は箱館開港に伴う防衛力の強化のために1864年に完成した日本初の西洋式城塞で、多数の小銃で要塞を防御する際に死角を無くすため、稜堡と呼ばれる5つの突角を星形五角形に配した構造をしている。1868年には旧幕府軍の土方歳三に占領されるが翌年には新政府軍に降伏して明け渡し、その後1912年には公園として一般開放されるようになった。公園の中心部には2010年に箱館奉行所が再現され、有料ではあるが内部には幕末の箱館奉行所を忠実に再現した再現ゾーンや箱館奉行所の歴史や役割、箱館戦争の推移、五稜郭の築造の経緯と構造などを展示した歴史発見ゾーン、4年の歳月を費やし最高の技術で復元された工事の模様を記録した映像シアターなどを見る事ができる。周囲には五稜郭公園が広がり春になると1600本もの桜で五稜郭がピンク色に染まり、ライトアップされて花見や夜桜を楽しむ事もできる。その五稜郭公園の隣に840円とこれまた有料ではあるが2006年に完成した高さ107mの五稜郭タワーがある。五稜郭に行っても地上からでは五稜郭の星形五角形は実感できないが、この五稜郭タワーの展望台からは五稜郭の星形五角形がきれいに見えるだけでなく、函館山や津軽海峡も見渡すことができる。さらに冬季は五角形の堀がライトアップされ、函館市街の夜景と合わせてイルミネーションを楽しむ事もできる。また展望台には五稜郭歴史回廊があり、五稜郭の模型や歴史をパネル展示で勉強することができる。
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五稜郭タワーから見た五稜郭公園のパノラマ
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高さ107mの五稜郭タワー
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五稜郭公園の箱館奉行所
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桜の季節の五稜郭タワー
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花見でライトアップされる
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