|
武井の島展望台
函館の町から東に30kmのところに海に突き出した大きな岩山と、その先に島が見える。この岩でできた島を武井の島という。国道278号線はこの海に突き出した岩山を戸井トンネルで越えるが、このトンネルの真上に町民憩いの丘が広がる。この丘に行くには戸井トンネルの東側から戸井小学校脇を抜けて急坂を登ると駐車場に出る。この小学校までの坂は勾配が20%近くある上に、石畳の道路なので自転車だと相当苦しむだろう。戸井トンネルの西側にも登り口はあるがこちらは距離が長い上にダートなのでお勧めしない。駐車場からは岩山の上まで500mほどアップダウンのある遊歩道が続く。この遊歩道を歩いた先にあるのが武井の島展望台だ。コンクリート性の簡素な展望台は標高57mの岩山の頂上にあるので視界はよく、名前の由来となった武井の島が眼下に見えるのはもちろんのこと、右側には汐首岬と荒々しい岩肌が、そして左側には日浦岬と、そこに続く白い海岸線や国道278号線を見ることができる。下北半島も見えるが、あいにく南方向には岩山が続いているので、眺めはいまいちだ。展望台や駐車場のある場所にも東屋があり、季節によってはツツジやエゾカンゾウなどが咲き乱れるので、休憩がてらに昼食でも食べながら周囲を散策するのがよいだろう。
|
無断転載厳禁 コメント引用の場合は出典元URLを明記のこと
武井の島展望台から見た日浦岬
|
武井の島展望台から見た汐首岬
|
武井の島とその奥に下北半島が見える
|
この岩山の上に展望台がある
|
|