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函館市縄文文化交流センター
鹿部町から国道278号線を南東に16km走った所にある臼尻の集落の山側を走る尾札部道路沿いに2011年にオープンした道の駅「縄文ロマン南かやべ」がある。この道の駅の隣にあるのが函館市縄文文化交流センターだ。ここは南茅部縄文遺跡群を中心に、函館市の縄文遺跡から出土した北海道初の国宝「中空土偶」を始めとした様々な土器や石器などの遺物を数多く展示している。1万年以上もの長い間継続した世界にも類をみない日本特有の文化である縄文文化の土器や石器・骨角器などの多種多様な道具類、竪穴住居や貯蔵穴など縄文人のくらしぶりの展示、足形付土版や土偶といった遺物など循環と再生を信じた縄文文化の精神性、そして著保内野遺跡から出土した内部が空洞で、頭部から脚先まで全身が薄く精巧に作られた中空土偶などが展示されている。北海道の古代の文化を詳しく紹介しており、各時代毎の土器の違いについての説明もある。さらに体験学習室ではミニチュア土器づくりや勾玉づくり、アンギン編みなどを体験する事ができる。
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函館市縄文文化交流センターの外観
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函館市縄文文化交流センターの内部
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縄文文化の土器や石器・骨角器
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北海道初の国宝「中空土偶」
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