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火山科学館
洞爺湖温泉の町中、国道230号線の終点に火山科学館がある。この火山科学館は繰り返される有珠山の火山活動を記録した科学館だ。館内には噴火で潰れた自動車や曲がった線路、隆起道路の一部、噴火石の実物標本などが展示されている。洞爺には有珠山や昭和新山を記録した記念館や資料館がいくつか存在するが、この火山科学館はパネル展示よりも映像や実物模型、そして体験をメインに考えた施設だ。シアター有珠山噴火では三面マルチビジョンで2000年の有珠山噴火の予知と避難の様子の他、噴火の生々しい被害の跡を当時の貴重な映像で再現しているが、すさまじい重低音で火山性地震を体験できる。まだ1977年噴火体験でも同様に映像とボディソニックによる振動で体感できる。同じ建屋内に無料の洞爺湖ビジターセンターもあり、こちらは洞爺湖の空中写真を中心に観察情報、有珠山の自然史、周辺に生息する動植物を紹介している。ちなみに火山科学館は1978年に開設されたが、大雨による泥流で展示室が埋まってしまったため、1981年に現在の北海道洞爺湖サミット記念館の建屋に移転。しかしそれも2000年の噴火で被災した旧洞爺湖温泉小学校跡地へ2007年に洞爺湖ビジターセンターと共に新しく建設し現在の場所に移転している。
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火山科学館の全景
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火山科学館の内部
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洞爺湖ビジターセンター
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洞爺湖ビジターセンターの全景
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