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ぼんず山
白鳥大橋を北側から室蘭に渡ると真正面に山が見える。この山が標高154mのぼんず山、アイヌ名「マタイコリ」だ。マスイチセとハルカラモイの間にある室蘭の町の南側に連なる山々の1つで、北〜東〜南にかけてほとんど木が生えていない事からぼんず山と呼ばれるようになった。ゆえに視界を遮る物がないので頂上からの眺めは素晴らしく、北を見れば眼下に室蘭の町並みとその先には白鳥大橋を正面から見る事ができる。さらに天気がよければ鷲別岳や稀府岳などの山々や羊蹄山まで見える。東側にはマスイチセの断崖絶壁と測量山、そしてその先に追直漁港のMランド、さらに南側には目の前に広がる太平洋と天気がよければ駒ヶ岳や恵山岬まで見える。登山口は清水丘高校南側にあるローソク岩の駐車場からになり、ここから見上げると頂上はすぐそこに見える。ローソク岩の駐車場からぼんず山頂上まで距離にして200m程度しかないが標高差は60mほどあり、斜度30%ほどの急坂の山道を登る事になる。しかも道の周囲は笹に覆われておりマムシも出るので夏場に登るのは避けた方がいいだろう。しかも頂上付近は海に面した崖の上のかなり急傾斜の斜面を歩く事になるので、一歩足を滑らせれば崖下の海まで転落しそうだ。
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ぼんず山から見た室蘭市街
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白鳥大橋を正面から見る
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太平洋側の眺めもよい
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追直漁港も見える
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