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チャラツナイ展望台
室蘭の南の端にある地球岬。この地球岬から道道919号線を西に1.3kmほどの所にある崖の上に張り出した展望台がチャラツナイ展望台だ。チャラツナイの語源はアイヌ語で滝をなしてさらさらと流れる小川を意味する「チャラルセ・ナイ」から来ており、この小川は北大海藻研究施設から地球岬よりにある。駐車場から階段を登ると展望台があり、切り立った断崖絶壁の岩肌や奇岩群の姿を見る事ができるが、残念な事に展望台の周りには木が生い茂っていて視界が極めて悪い。しかしこのチャラツナイ展望台のすぐ西にチャラツナイ橋があり、ここからの眺めの方がはるかによい。チャラツナイ橋からは内浦湾や眼下に茶良津内浜を見渡せるほか、奇石の数々を見る事ができる。海上に点在する岩の中で一番大きい円錐状をしている岩がアイヌ語でマサカリ岩を意味する「ムカル・イソ」で、この岩には「天地創造に際しコタンカラカムイ(天地創造の神)はクワとマサカリと石鎚を使った。すべてが終わった後、これらの道具を捨てて天に帰った。この道具は腐るにつれて魔神や悪い水になったが、マサカリだけは重いため魔神にもなりきれず、そのまま岩になってしまった」というアイヌの伝説がある。ムカル・イソの下には四角い穴があり、満潮時には小舟が出入りできる事から和人は窓岩と呼んでいたが、やがて蓬莱門という名前に変わった。
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チャラツナイ橋から見た奇石群と駒ヶ岳
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視界の悪いチャラツナイ展望台
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