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苔の洞門
支笏湖の南西の端、国道276号線沿いに苔の洞門への入り口となる苔の洞門ネイチャーセンターがある。駐車場に自転車を止めて砂地の緩やかな登りを720m歩いた先にあるのが苔の洞門だ。この苔の洞門は樽前山が噴火した時に流れ出た溶岩の割れ目が浸食されてできた渓谷で、深さは最大で10m、幅は広いところで3m、長さは420mあり、切り立った岩肌にはエビゴケ、チョウチンゴケ、オオホウキゴケなど約30種類の苔が生えており幻想的な雰囲気を醸し出している。残念なことに2001年に落石があり、それ以降は同門への立ち入りが禁止され、急な階段を登った先にある観覧台から見るだけとなってしまったが、それでも苔に覆われた渓谷を間近に見る事ができる。ここは基本的に入場無料だが、シーズン中のみ半ば強制的に100円程度の寄付金を集めている場合もある。入り口には苔の洞門ネイチャーセンターがあるが、苔の洞門の写真等が展示されているだけで見るべきものは少ない。
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苔の洞門ネイチャーセンターの全景
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観覧台から見た苔の洞門
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