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安平町鉄道資料館
JR室蘭本線の追分駅の裏側、駅から北西に500mほどのところに公園がある。この公園の一角にあるプレハブの建物が安平町鉄道資料館だ。元々このあたりは追分機関庫として15口の扇形車庫があり空知や夕張で採れる石炭を運ぶ蒸気機関車の基地であり、この旧追分町も鉄道の町として発展した。しかし炭鉱が閉山し蒸気機関車も電気機関車に変わった今では機関庫もなくなり広大な跡地は公園となってしまった。この鉄道の町の記録を残そうと1976年に機関庫跡地に建てられたのが安平町鉄道資料館だ。このプレハブの中にはピカピカに磨かれたD51 320 蒸気機関車の他、自動ブレーキ弁・油ポンプなどのSL部品や、大正時代の駅・機関区・保線区の旗などが展示されている。元々この安平町鉄道資料館で展示される予定の蒸気機関車はD51 241だったが、火事で全焼してしまったため代わりに320が展示されることになった。このD51 241の動輪と正面の扉も屋外に展示されている。展示されているD51はディーゼル機関車で押して外に出すことも可能だ。屋外には客車と貨車も展示されている。
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安平町鉄道資料館
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客車も展示されている
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D51の動輪と正面の扉
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追分機関庫跡を公園にした
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