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アイヌ民族資料館
静内の南東の端、静内川を越えた丘の上に真歌公園があり、その中にアイヌ民族資料館とシャクシャイン記念館がある。アイヌ民族資料館はアイヌ文化の伝承と理解を目的に1982年に建設された。ここにはアイヌ民族資料館はアイヌの人々の暮らしを再現した実物大家屋や、彼らが使用していた民具、衣類。さらに外洋船の復元模型「イタオマチプ」、ヒグマやエゾシカの剥製、エゾオオカミの頭蓋骨など500点ほどが展示されている。またその隣にはアイヌ民族の有形無形の文化財を保存し民族文化の交流や研修など幅広く利用できる施設として1978年にシャクシャイン記念館が建設された。ここは松前藩との交易における不平等を発端に起こった争いでアイヌを率い松前藩に謀殺されたアイヌの首長であるシャクシャインを記念した博物館だ。こちらではアイヌの建築を忠実に再現した大きな集会施設の他、資料室には多数のアイヌの文化財を展示しているが、こちらの展示規模はこじんまりとしている。北海道にはアイヌ民族の資料館が多数存在するが、無料で見ることができる施設としてはここが一番のお勧めだ。他にも公園内にはアイヌ野草園やふるさと岩手の森、シャクシャイン像、シベチャリのチャシ跡、さらに静内の町並みを見渡すことのできる真歌公園展望台もある。
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アイヌ民族資料館の全景
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アイヌ民族資料館の内部
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シャクシャイン記念館の全景
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シャクシャイン記念館の内部
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