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釧路市丹頂鶴自然公園
たんちょう釧路空港のすぐ北隣にあるのが釧路市丹頂鶴自然公園だ。ここは絶滅の危機にあった特別天然記念物「タンチョウ」を保護するために1958年に開園した施設で、現在では園内の屋外飼育施設で十数羽のタンチョウが自然に近い環境で飼育されている。入口にほど近い管理棟には展示室やレクチャールームなどがあるが、タンチョウに関するパネルがいくつかあるだけで資料性はそれほど高くない。タンチョウに関して詳しく知りたいなら近くにある阿寒国際ツルセンターに行った方がいいだろう。この釧路市丹頂鶴自然公園の特長は建物を抜けた先にある広大なタンチョウ用のケージにある。8区画に分けられたケージはいずれも屋根がなく、タンチョウは自由にケージを出入りできるようになっている。ゆえにタンチョウだけでなく、タンチョウの餌を狙ってハトやカラス、タカまでがケージ内に出入りしている。このケージに空きが出ると入居者募集の張り紙が出るのが面白い。公園の中央には展望台もあり、ケージを一望することもできる。阿寒国際ツルセンターが模型やビデオ等でタンチョウの生態を紹介しているのに対し、こちらは本物のタンチョウを常時自然に近い形で見学できるようになっている。
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釧路市丹頂鶴自然公園入口
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釧路市丹頂鶴自然公園の展示室
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釧路市丹頂鶴自然公園の全景
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入居者募集中の張り紙
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