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日本釧路種馬像
JR根室本線の大楽毛駅前にある銅像が日本釧路種馬像だ。大楽毛は東北の三本木、盛岡と並んで日本三大馬市場と言われ、年3回の馬市の開催時には全国各地から馬商や農林省・陸軍省軍馬補充部の役人、畜産組合の馬産関係者などが多数集まり賑わいを見せた。ここ大楽毛家畜市場では1932年に日本釧路種という日本人の体型に合わせた小さめのばん馬をつくり、軍馬、使役馬として活躍した。しかし自動車の発達と共にばん馬の需要は次第に減り1952年の大楽毛家畜市場での釧路種馬一千頭共進会を最後に姿を消した。さらに1965年には大楽毛家畜市場は阿寒町に移転し、その跡地には住宅地が広がり当時の面影を残すのは神馬事資料館だけとなった。しかし大楽毛駅の駅舎は旧大楽毛家畜市場のセリ場「馬検場」のをイメージして1990年に改築され、駅前にも日本釧路種馬像が設置された。
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日本釧路種馬像
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駅前の市街地にある
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