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港文館
釧路川に架かる幣舞橋の300mほど下流、釧路フィッシャーマンズMOOの対岸にあるのが港文館だ。この建物は旧釧路新聞社(現北海道新聞社)社屋として1908年に建築された建物だ。1階入って右に事務室、左に宿直室、奥に工場となり、2階は登って右に応接室、左に編集室となっている。石川啄木は小樽に家族を残したまま単身釧路に行き、釧路に着任した翌日からこの新しい社屋で新聞記者として働いていたが、上司との確執でわずか76日で釧路を離れ東京に行くことになる。この社屋は北海道新聞釧路支社となり北大通に移転後、1965年に取り壊される。その時残された図面をもとに釧路新聞社創刊45周年記念事業として1993年に大町地区港湾休憩所としてこの地に復元された。石川啄木が釧路新聞社の記者として勤めていた所縁から、当時応接室と編集室があった2階に啄木資料室が設けられ釧路新聞社提供の石川啄木関連の資料が展示され、映像も上映されている。1階はコーヒー、ケーキ、軽食の食べられるCAFE港文館と売店が設けられ建物の入口には石川啄木の銅像がある。
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港文館の外観
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石川啄木の銅像
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港文館の内部
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港文館から見た釧路市街
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