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釧路市立博物館
釧路の町の南東2kmほどの場所に春採湖がある。この湖の北側に春採公園が広がり、その中の春採湖を見下ろす高台の上に釧路市立博物館がある。この博物館は市民の教養の向上、学芸の進歩を図ることを目的として1936年に誕生した。当時は釧路市役所水道建設事務所の2階に「釧路市立郷土博物館」として展示室があるだけだったが、1983年に現在の場所で釧路市立博物館として開館した。中に入るとマンモスホールにあるマンモスの全身骨格のレプリカに驚かされる。ここから先は有料となり一階は釧路湿原の成り立ちや動植物など釧路の自然を剥製などを使ってわかりやすく展示。二階は釧路の文明と遺跡を年代毎に紹介。三階は釧路の産業や文化、そして全天空型のダイオ・ネイチャー・ドームで立体的にタンチョウを紹介している。ここは本当に広大な釧路湿原の中でそばにタンチョウがいるように感じられる。立体環境音楽の流れる館内は雰囲気があり通産大臣によるディスプレイ産業大賞を受賞しているほどだ。かなり展示に金をかけた感じで展示品の数は4000点ほどと展示面積の割にはそれほど多くはないが、展示そのものはしっかりしている。建物はタンチョウが両翼を広げた形をイメージしており、丘の上にあることから三階の展望室からは春採湖を見渡すことができる。
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釧路市立博物館の外観
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マンモスホール
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釧路市立博物館の内部
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有料だけあって展示内容は多い
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