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釧路湿原野生生物保護センター
釧路の町から北西に11km、道道53号線沿いにある施設が釧路湿原野生生物保護センターだ。ここは釧路湿原や野生生物の保護管理への取り組みのモデル施設として1993年に設置された。釧路湿原野生生物保護センターは野生生物の保護や増殖、湿原の保全の基礎となる野生生物の生息状況調査、研究を総合的に実施し、調査データ等の集積を行う研究施設「猛禽類医学研究所」と、北海道東部に生息するシマフクロウやタンチョウなどの絶滅の恐れのある野生生物と湿地の生態系やその保護などについてのパネルやヒグマやゼニガタアザラシの剥製、立木ジオラマなど野鳥を紹介する一般向けの展示室がある。また保護収容されているシマフクロウのリハビリの様子をライブ映像で観察できたり「鳥たちの湿原」という12分の映像を上映している。さらに2階にはフィールドスコープを使って周辺に訪れる季節ごとの野鳥を見たり、釧路湿原自然再生事業を紹介するパネル展示や釧路湿原に関連する書籍も閲覧できる。ゼニガタアザラシやシマフクロウの剥製等も単に展示するだけでなく、ジオラマでリアルに再現しておりなかなか感心する。この釧路湿原野生生物保護センターは釧路湿原国立公園パークボランティアの活動拠点としても利用され、自然観察会や湿原に関する勉強会等を開催している。
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釧路湿原野生生物保護センターの外観
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釧路湿原野生生物保護センターの内部
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立木ジオラマ展示
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野鳥観察も可能だ
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