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史跡北斗遺跡
釧路の町から北西に11km、道道53号線沿いの釧路湿原を望む丘の上に遺跡がある。これが旧石器時代から縄文時代、続縄文時代を経て擦文時代の長期にわたって営まれた史跡北斗遺跡だ。ここには縄文時代、続縄文時代の浅い円形、楕円形堅穴102軒と擦文時代の四角形堅穴が23軒がくぼんだ状態で残されて、旧石器時代の火を炊いた跡や縄文時代の住宅跡、墓、貝塚、擦文時代の住宅跡などが確認されている。道道53号に標識があるので、そこから500mほど坂を下ると史跡北斗遺跡展示館がある。ここは内部に各時代毎の北斗遺跡からの出土品や当時の復元住居、遺構の全体模型が再現されている。この展示館から遊歩道を750m歩くと史跡展望台に到着する。展望台までの遊歩道は森の中の階段を登って山の稜線を歩き、再び階段を下りたところにある。遊歩道で山を越えなくてもダートの道で山を迂回できるが、雰囲気は遊歩道の方がいいので行きか帰りのどちらかは森を通り抜ける遊歩道を歩こう。史跡展望台からは堅穴住居跡群や復元住居、擦文の村と釧路湿原を見渡すことができる。史跡展望台からさらに遊歩道を200m歩くと擦文の村の復元住居がある。展望台まで来たのなら復元住居まではすぐなのでぜひとも足を延ばそう。芝生の公園には住居が4棟復元されておりここからも釧路湿原を眺めることができる。この復元住居からさらに1100m先に進むと釧路市湿原展望台を起点として周回する遊歩道につなかる。かなり距離はあるが景色と歴史文化を楽しめるので挑戦するのもいいだろう。
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史跡北斗遺跡展示館の外観
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史跡北斗遺跡展示館の内部
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史跡展望台から見た擦文の村と釧路湿原
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擦文の村の復元住居
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