|
釧路市湿原展望台
釧路の町から北に約11km、釧路湿原の西の端に位置するヤチホウズをモチーフとした施設が釧路市湿原展望台だ。釧路湿原に対する認識を深めるとともに、その保全保護の必要性を啓もうするために1984年に建設された。釧路湿原を見下ろす展望台としては細岡展望台と並んで有名な展望台だが、細岡展望台は細い林道のダートを走らなければならないのに対し、こちらは大型観光バスの乗り入れが可能なので観光客は多い。しかしこの釧路市湿原展望台からの眺望は360度近くの視界がある点はいいのだが、建物や駐車場が目障りで、しかも肝心の湿原まで距離があり、迫力という点では細岡展望台の方が上だろう。しかもここは屋上の展望台に上がるだけでも400円の入館料が必要となる。お金がもったいないと思うなら北隣にある北斗展望台からでも視界は狭いが似たような景色が楽しめる。また釧路市湿原展望台を起点として全長2.5kmの遊歩道が整備されており、所々に置かれた解説板によって湿原の勉強もできる。特にその途中にあるサテライト展望台からの景色は素晴らしく、釧路市湿原展望台よりも湿原を間近に見ることができ、細岡展望台と同レベルかそれ以上の迫力ある湿原を楽しめる。釧路市湿原展望台は有料だが遊歩道やサテライト展望台は無料なので、こちらの方がお勧めだ。ただし釧路市湿原展望台からサテライト展望台まで遊歩道を1.2km歩かなければならない。館内の二階には湿原に生息する動植物や、湿原のでき方、湿原の模型などが展示されている。
|
無断転載厳禁 コメント引用の場合は出典元URLを明記のこと
釧路市湿原展望台から見た釧路湿原、肝心の釧路湿原はあまり見えない
|
サテライト展望台から見た釧路湿原、こちらは目の前に湿原が広がる
|
釧路市湿原展望台の外観
|
釧路市湿原展望台の内部
|
|