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温根内ビジターセンター
釧路の町から北に13km、釧路湿原展望台から道道53号線を北に3kmほど走ったところに駐車場があり、そこから階段を下りてしばらく歩くと温根内ビジターセンターがある。ここは釧路湿原国立公園の西端に位置し、温根内ビジターセンターを起点として自然探勝できる木道がある。1周0.5kmの最短ルートと2.0kmの中央横断ルート、3.1kmの高層湿原ルートの3コースがある。木道には所々に湿原の野生生物などを紹介する解説板もあり、歩きながら釧路湿原の自然の勉強もできる。ヨシ・スゲ湿原やミズゴケ湿原、ハンノキ林など様々な表情を持つ湿原の中の木道の先には林の中をどこまでもまっすぐに続く鶴居軌道敷跡を利用した釧路湿原探勝路があり景色に富んでいて飽きさせない。この釧路湿原探勝路は1929年頃に釧路市〜鶴居村間を結ぶ「殖民軌道雪幌線」として運行された馬引きトロッコ列車の軌道敷跡で、1968年に廃線となり、現在は釧路湿原探勝路として活用されている。ここから鶴居軌道敷跡を3.7km歩いて釧路市湿原展望台まで歩くこともできる。ビジターセンターには吹き抜けの天井を利用したアオサギの巣を再現したレプリカがあり入館者の度肝を抜く。ただし展示内容はそれほど多くなく、どちらかと言うと観光客向けではなく遊歩道をネイチャーウオッチングする為のベース基地のような存在だろう。
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温根内ビジターセンターの外観
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温根内ビジターセンターの内部
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釧路湿原探勝路
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馬引きトロッコ列車の軌道敷跡
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