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岩保木水門
釧路湿原の東側、細岡展望台から南西に2.5kmほどの位置に岩保木水門がある。国道391号線の遠屋駅から脇道を南西に5kmほど舗装路と凸凹なダートの悪路を走ると到着する。この岩保木水門は本流である新釧路川と旧釧路川を仕切る水門として1931年に作られたが、一度も利用されないまま1990年には新水門が完成し岩保木水門は役目を終えた。本来なら取り壊されるはずだったが、この水門は上部構造物が木造で趣があり釧路湿原開拓史の遺産として残されている。岩保木水門は観光地として周辺に公園も整備され、水門からは釧路湿原を一望することができる。ここも夕陽の名所とされ、釧路湿原の向こうに夕陽が沈み、釧路川が陽光を照らし、水門がシルエットとなる姿は絵になる。またこの岩保木水門のすぐ裏には釧網本線が通っており、ノロッコ号の姿を見ることもできる。ここはカヌーの発着場としても知られ、塘路湖〜細岡〜岩保木水門が、釧路湿原で一般的なカヌーのコースとなっている。
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岩保木水門
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こちらは新水門
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夕陽の釧路湿原
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夕暮れの岩保木水門
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