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標茶町郷土館
塘路湖のほとり、塘路湖エコミュージアムセンター「あるこっと」の向かいにある資料館が標茶町郷土館だ。この標茶郷土館は考古、歴史、民俗、開拓史、動植物等にかかる資料を収集、保管展示し、その教養、調査、研究等に資するため1969年に開設された。この建物自体は1885年に釧路集治監の事務所として現在の標茶高校敷地内に建築され1901年までアトサヌプリ硫黄の採掘や標茶〜釧路間の道路開削など囚徒を使役して道東地方の開拓に使用された。それから終戦までは陸軍省軍馬補充部川上支部として、戦後は道立標茶高校の庁舎としても使用されたが、1969年にこの塘路湖のほとりに移築され標茶郷土館となった。青色の正面ポーチがついた洋風建築の建物の内部には展示室が8つある。標茶町の縄文時代の遺物や遺構の展示、擦文時代の集落跡、開拓の時に使った鍬や斧、鋸などの展示、アイヌ文化を紹介すると共に、アイヌの人々が使った祭具や、生活民具、写真資料の展示、鳥類や哺乳類のハク製資料を中心に、標茶に生きる動物の展示、昆虫研究者飯島一雄氏のコレクションを展示した昆虫標本展示室、釧路集治監に関する資料の展示などがある。また標茶町郷土館には塘路湖畔に建てられた漁業番屋を利用して1895年から1895年間で使われていた旧駅逓がありこちらも内部が展示されている。
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標茶町郷土館の外観
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標茶町郷土館の内部
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生活用具や剥製が展示される
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張り出しのポーチ
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