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明治公園
根室の町の東の端に広がる公園が明治公園だ。この公園は1875年に北海道で2番目の牧場として開拓使根室牧畜場を国が建設したのに始まり、1921年には北海道練乳会社(現在の明治乳業株式会社)が牧場を経営した。1932年に直径4.7m、高さ12mの第二サイロが、1936年に直径5.9m、高さ15mの第一サイロと高さ14mの第二サイロが建てられた。いずれもレンガ造りの特徴的なサイロで最初に建てられた第二サイロは尖頭ドーム形屋根、後から建てられた第一サイロと第三サイロはこけし状ファイニアル付き鉄板葺ドーム形屋根をもつ。明治乳業は1957年にこの牧場の運営を終えたことからこの土地を根室市が買収し明治公園として開園した。広大な牧草地の公園内にレンガ造りのサイロが建つ姿は絵画的で、明治バターのラベルにも使用された。景観の良さから根室十景に選ばれているだけでなく、1988年には北海道街づくり100選に、2001年には国指定の登録有形文化財に、2006年には日本の歴史公園百選に、2007年に近代化産業遺産に登録されている。クリスマスには公園内でハッピークリスマス〜ねむろの森から夢の光〜が開催されサイロがライトアップされ夜空に幻想的なサイロが浮かび上がる。公園の片隅には開拓使根室牧畜場跡の碑がある。
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明治公園のサイロ
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開拓使根室牧畜場跡
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