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春国岱
根室半島の入り口にある春国岱は根室海峡と風蓮湖の間にある長さ8km、幅1.3km、面積約6平方kmの細長い砂州だ。数千年の時をかけ堆積した三列の砂丘には、広葉樹林、草原、湿原、湖沼、川、干潟、塩湿地など7つの自然環境が存在しており、干潟や藻場、湖、林、湿地、草原など異なる自然環境に多様な野生生物を見ることができる。この春国岱は風蓮湖と並んで2005年にはラムサール条約に登録されており、特に野鳥の数が多くキアシシギなどシギ、チドリ類やオオハクチョウ、ヒシクイ、ヒドリガモなどカモ類や、オオワシ、オジロワシ、クマゲラ、タンチョウなどの希少種も観察される。野鳥や湿地帯の植物を眺めながら展望塔まで往復2.4kmを歩くヒバリコースから、ヒバリコース、キタキツネコース、アカエゾマツコースをつないで春国岱の異なる自然環境を見て回る往復4.8kmの一般的なコース、そして往復5.2kmで春国岱の先端まで歩くハマナスコースなどがある。人工物が一切ない自然風景の中を歩いてみるのはいかがだろうか。
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春国岱の木道
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春国岱入り口
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