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別海町郷土資料館・加賀家文書館
別海の集落の北の外れにある施設が別海町郷土資料館・加賀家文書館だ。別海町の開拓にあたった先人たちの勇気と英知を讃え郷土の歴史と文化を現代に伝えるため1993年に開館した。別海町郷土資料館は別海町の自然・先史、そして開拓の歴史を資料を8つのコーナーで紹介している。縄文文化〜アイヌ文化までの別海町で出土の考古資料の展示、マンモス象の臼歯化石、シマフクロウ・オオワシ・オジロワシ・タンチョウなどの天然記念物の剥製、木材標本、昆虫標本の展示、別海の原始林を拓くために使われた当時の器具、開墾の鍬が入れられてからの様子、水産発展の歩みを当時の器具、写真パネルで展示している。建物の規模の割には展示は豊富だ。別海町郷土資料館に隣接して加賀家文書館もある。江戸時代の末期に加賀の国から蝦夷に移住した加賀徳兵衛は根室場所の場所請負人の用人として働き、後に三代目の伝蔵が1850年代の記録を数多く残した。この文書が加賀家から寄託され、古文書資料を収蔵・研究・公開するため別海町郷土資料館附属施設として1998年に加賀家文書館が開館した。加賀家文書の原本やレプリカの展示のほか、コンピュータグラフィックを駆使した映像コーナー、野付通行屋のジオラマコーナーなどがある。ただこちらは展示施設というよりは加賀家文書の展示保管がメインになっている。
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別海町郷土資料館の外観
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別海町郷土資料館の内部
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加賀家文書館の外観
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加賀家文書館の内部
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