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カムイワッカ湯の滝
知床五湖から道道93号線をさらに北東に進むと、最果てにカムイワッカ湯の滝がある。ここは活火山である硫黄山の中腹から涌き出る温泉が川に流れ込み、川全体が流れる温泉のようになっている。カムイワッカ湯の滝は知名度の割には観光地化されておらず、バス停から一番近い一の滝の滝壺まででさえ歩道も整備されておらず、急な斜面の川の中を歩く事になるのでそれなりの覚悟が必要だ。ちなみに川岸はコケで滑って危ないので、必ず水の中を歩かなければならない。滝のお湯は強酸性なのでコケが生育できず、意外と滑らないのだ。残念な事に上まで登っても一の滝は温度も低く入浴には適さないのと、この温泉は強酸性で長い時間入浴すると湯あたりしたり肌が赤くなる。さらに滝を登って四の滝まで行くと入浴に適した温度になるが、そこに行くにはかなり急な滝を登らなければならず、滝から落ちる人や登ったはいいけど降りられなくなった人が続出。さらに落石の危険もあって今では一の滝から上には登れなくなってしまい、入浴は厳しくなってしまった。もちろん温度が低いことを我慢すれば入浴も可能だが脱衣所などはなく観光客が多いので水着なしで入浴するのは勇気がいるだろう。観光客が多いもののここは秘境には変わりなく、かなりの確率で野生のヒグマも見ることができるので一度は来ることをお勧めする。
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ムイワッカ湯の滝の一の湯
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こんな沢の中を歩く
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