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ポンモイ柱状節理
網走港の南の国道244号線沿いにある網走市公共下水道スラッジセンターの裏の崖に、細長い柱を並べたような岩が広がる。これがポンモイ柱状節理だ。これは安山岩の柱状節理で崖面に露頭する多角形断面はその形状種類が多いとのことだ。一応標識はあるものの、目立たないので見逃す可能性が高い。網走市公共下水道スラッジセンターの建物を目印にするとわかりやすいだろう。駐車場はなく、農家の農作業場のような場所に入っていくと目の前に柱状節理が広がる。このポンモイ柱状節理はかつて石切場で、ここで採石された柱状節理が近くの女満別空港の滑走路として利用されたとの事だ。ポンモイとはアイヌ語で「小さな入り江」を意味し、目の前にはポンモイ海岸が広がる。このポンモイ柱状節理には次のような伝説がある。小清水町に蒼瑁(アイヌ語で石のあるところ)という場所があり、この周囲は砂浜ばかりなのに、ここにだけ岩があるのでそう呼ばれている。この岩は昔ここに魔神がいて、石を持ってきて簗を作って、知床の方から網走方面に行く魚を止めようとしていた。天地を創造したモシリエペンケカムイがそれを見つけて、弓で魔神を射とばして、魔神の作りかけた簗の材の半分を網走のポンモイ海岸にあげ、半分を知床の先にあげた。このポンモイ海岸にあげた岩がポンモイ柱状節理となったと言うものだ。
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ポンモイ柱状節理
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ポンモイ柱状節理
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