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博物館網走監獄
「北海道開拓と監獄受刑者」をテーマとした天都山の中腹に位置する野外博物館が博物館網走監獄だ。1983年に開館した道東を代表する有名な観光地で、道東に来る観光客やツアーが必ず訪れる場所と言ってもいい。入館料は1050円と少々高額だが、赤レンガ門や五翼放射状舎房、教誨堂、独居房など網走刑務所旧建造物をそのまま天都山に移築した施設はどれも実感がある。特に五翼放射状舎房は1984年まで実際に使われていた獄舎で、独房の中にも入る事ができ囚人を体験できる。また、この五翼放射状舎房にはこの網走刑務所を脱獄した白鳥氏の脱獄シーンも再現されている。また行刑資料館には網走刑務所の歴史や数多くの拘束具、監獄食などが展示されており、こちらには現在の網走刑務所の内部が再現されており、現在の独房の様子をうかがい知ることができる。何よりの楽しみは旧網走刑務所二見ヶ岡農場で実際の網走刑務所収容者が食べているのと同じ監獄食が食べられる事だ。監獄食は質素ではあるが以外とおいしい。見学コースは40分の早回りコースと60分の普通コース、そして90分の勉強コースがあり、時間や目的に応じて見学する施設を選べるようになっている。またこれとは別に無料のガイドツアーが1日3〜4回開催されており60分で要点のみ説明してくれるが、残念ながらツアーではパネルを読んでいる時間はない。じっくりと見学するなら半日は時間をかけたいところだ。
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博物館網走監獄
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赤門と呼ばれる網走刑務所の煉瓦門
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五翼放射状平屋舎房
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監獄食の内容
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