|
卯原内サンゴ草群生地
卯原内交通公園から数百m東にある能取湖沿いのサンゴ草の群生地が卯原内サンゴ草群生地だ。サンゴ草とは塩分の多い湿地に生える葉のない一年草で、高さは10〜20cm、多くの節がある茎が対生し、最初に厚岸湖で見つかったことから正式名「アッケシ草」と言うが、9月になると赤くなりサンゴのように見えることから通称「サンゴ草」と呼ばれている。この卯原内サンゴ草群生地は日本一のサンゴ草群生地とされ、秋になると能取湖畔一面が、真っ赤な絨毯を敷き詰めたようにサンゴ草で真っ赤に染まる。湖畔には木道が用意され、サンゴ草群生地の中央近くまで行く事ができる。9月末にはサンゴ草祭りも行われ、演奏会やホタテ、ツブ貝などの海産物グルメが安価で味わえ、多くの観光客で賑わう。シーズンを外すと見るべきものはほとんどないが、秋にはぜひとも訪れて日本一と言われるサンゴ草を楽しみたい。ただ近年はサンゴ草の色付きが悪化しており2010年には園地整備を行ったが、それによって群生の規模が小さくなっており、日本一のサンゴ草群生地とは呼べなくなっている。
|
無断転載厳禁 コメント引用の場合は出典元URLを明記のこと
卯原内サンゴ草群生地のパノラマ
|
木道が続くサンゴ草群生地
|
能取湖畔が真っ赤に染まる
|
|