|
シブノツナイ湖
コムケ湖の南東側にあるほとんど知られていない湖がシブノツナイ湖だ。シブノツナイ湖とはアイヌ語で「シュプン・オッ・ナイ」(ウグイのいる川)から名付けられた。面積2.6平方kmの小さな湖はまったく観光地化されておらず、標識や駐車場などの人工物はまったくない。しかも湖に近付くには1kmほどダートを走っていくしかない。コムケ湖と同様にシブノツナイ湖にもオホーツク海との間に砂州があり、その上にダートがあるが、途中で行き止まりになっているのと砂のダートなので自転車やバイクで走るのは難しいだろう。また湖の近くには古代北方民族の住んでいたシブノツナイ竪穴式住居跡がある。冬になるとシブノツナイ湖は全面凍結し、網走湖と並んでワカサギ釣りの名所となる。シブノツナイ湖とコムケ湖の間にはかつて紋別空港があったが湖に挟まれた1200mの空港は滑走路を延長する事ができず、ジェット機の就航にあわせて1999年に今のオホーツク紋別空港に移動した。その旧紋別空港跡地は現在、車のテストコースとして利用されている。ちなみにブレーキテストはこの空港跡地だけではなく、凍結したシブノツナイ湖上でも冬季限定で行われている。
|
無断転載厳禁 コメント引用の場合は出典元URLを明記のこと
シブノツナイ湖
|
シブノツナイ湖
|
|